西山

四等三角点のある山ですがこの山は面白い設備がある
小さな山の水を受けるように東側にため池がある。山も谷も小さく雨水だけがこの池を満たす
そのため山の西側に落ちる水も東側に導き池を満たす
西側から鉢巻きでも巻いたように山に溝が掘られ上から流れ落ちる水を受けてめ東側の池に導く
このような用水路をマカセと言うとのこと
古人はよく考えた物だ。西側地区は紀ノ川の水が引かれているためため池は利用しなくても良い

西山のガーミン軌跡



四等三角点西山

等級 四等
点名 西山
山名 西山
緯度 34°11′43.9771 
経度 135°13′49.7342
標高 60.15 m
選点 昭和55年5月11日
埋設 昭和55年5月30日
所在地 和歌山市大字相坂字西山676-1

和歌山市相坂の八幡社の社殿の裏から直登した


 

神主さんが丁度明日の神事の用意をしていた。訳を話し神域内の立ち入りの許可をもらいこの神社の話を聞いた
昔の安原村は合祀が進み旧村内には神社は2社しか無いという。半分はこの社に合祀されたらしい



神社の横手からまっすぐ直登、思ったより歩きよい、普通神社の森は手つかずだが山内は少し整備されていた
少し登った所にマカセが出てきた。長年使われてきたであろうが案外状態は良い
後でお百姓さんに聞くと毎年手入れがなされているとのこと

マカセの溝


この上直ぐに三角点はあった
保護石の煉瓦は無惨にも倒れ一つが残っていた

 

そのまま下山はあまりにも簡単
マカセの状態を見に西に下りマカセを少し見て見たが山頂から一滴の雨水ものがさまいとする気持ちが伝わる
最初の溝は浅く広くダンダンと狭くなり傾斜も出てくる、うん 成るほど集めた雨水は一気に池に注がれる

山頂に出るとミカン畑の上に出た。この横に電話塔の電線が通る、これに沿って下ると日蓮宗の応供寺がある
この山門の横の槇木は見事で直径1mは有ろうか

 

応供寺から南直ぐにため池がある。その西横にマカセからの水が落ちる仕組みになっていた

 

池から南に四つ角を右に進むと八幡神社の下に出る
神主さんにお礼を言って次の三角点広原に向かった

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