音羽三山と大峠、細峠、冬野、多武峰周回
2019/01/02
単独

距離 15.6km
時間8時間6分
標高差+1236m−1239m
平均歩速1.9km
フト思い立ち、桜井市の音羽山観音寺に初詣にと単独で向かった
後は、音羽山、経塚山、熊ヶ岳と登り、大峠から細峠、龍在辻、冬野、多武峰と周回しました
コースは比較的わかりよく、指定ハイキング道には道標がある
大峠から細峠間はテープや踏み跡、勝手道標が有るが正式な物は無い。
吉野から新鹿路トンネルを抜け、八井内トンネル前のトイレ駐車場に車をデポしたが、閑散期と勝手に決めて置かせてもらったが、結果はすみません状態でした。
トイレ前から百市、音羽山観音寺の参道取り付きまで車道を歩く。
閑散とした道だがそれなりの雰囲気がある
 
トイレ横のお店                                    百市に入る道
道成りに歩けば音羽山観音寺の参道入り口に着く
参道入り口に二台程度の駐車場が有るが、参詣者のためのもの、必要ならお寺に電話が必要だろう
参道はソコソコ厳しい傾斜だ。雪や氷ったときは簡易アイゼンなど必要なときがある。
 
参道の石仏やお寺の住人のイラスト画が面白い
お堂にも三人の人形が迎えてくれる
 
住職の後藤密榮さん・副住職の佐々木慈瞳さん・お寺の住人手伝いまっちゃんの三人です
このお寺のキノコのホゾ木作りや展望台の整備、新道の整備、音羽山の休息用腰掛作りや、旧道整備と、何時もの相棒や宝来の鈴さん等
新宮山彦ぐるーぷの皆様とご縁を結んだ。
何度か手作りのお弁当や、笹の葉寿司、巨大なオムスビ、手作り味噌、お漬物、等々頂いたが美味しいの表現以外ない美味しい物だった
三人は気さくで、住職は明るく楽しく、福住職はボインなグラマー美人で(オット失礼)な学士お坊さんで、まっちゃんは世界を旅したバックパッカーで知識が深くイラスト名人です。
もう少し時間余裕が出来れば展望台への道も整備してみたいと勝手に思い込んでいる。
後、猫のスージー犬のオサムがいてますよ
お葉つき銀杏前から展望台に登ってゆくが、傾斜はきつい
展望台に登れば、奈良盆地や金剛山地、時には明石の橋が見えるという
 
展望台奥から、新道登山道が伸びる
一汗流す
 
音羽山山頂は見晴らしも無いが心落ち着く山頂で、五貫山方向にも踏み跡が伸びる
なだらかな植林内を登れば、最後の急傾斜にぶつくさと汗を流しながら登れば、山頂は寺跡を思わす広場の経ヶ塚山に飛び出す

 
経ヶ塚山からはアップダウンも厳しく、氷りついた道は注意がいった
ただ、音羽の里人の皆様が生えこんだ笹を刈り取り随分と歩きよくなっていた

最後の熊ヶ岳への登りはハードだった
此処で気がついたことがある
地理院が記した904mピークは細長い尾根上で山名板などは無い
??と地形図を眺めれば小さな双耳峰、向こうのピークかもと先を急いだが、それにしても一枚くらい掛かっていてもおかしくは無い??

次のピークには有るわあるわ、山名板が有り、ピークとしてはここが山の条件を備えているが、それにしても高さはと疑問を持った

多分だが、里人が904mと記した山名板を上げて下さっている
此処は、国土地理院のデーターベースで最高地点を探れば911.3mと成った
904m尾根上地点より高い


地図を見ながら歩けば不思議なことやおかしいことが浮き出てくる
参考まで3Dで見てみよう
等高線が10m間隔の場合直径が10m無い場合
等高線が書けないために表されない。UTMポイントで高さを探った。
後は大峠まで行く
途中に子熊ヶ岳なんて表記もあった

途中に四等三角点 熊ヶ岳があるが、山頂からは遠い
 
大峠で遅い昼食をしてそそくさと縦走路に入る
大峠は女坂傳稱地との碑があり調べてみるとウィキッペディアに

神武天皇即位前紀戊午年九月の条に「女坂置女軍。男坂置男軍(女坂(めさか)に女軍を置き、男坂(おさか)に男軍を置く)」とあり、大峠はこのうちの女坂と考えられている。そのため峠には、昭和15年(1940年、紀元2600年の一環として)「女坂傳稱地」の碑が建てられ、現在も当地に残る。なお、男坂は、北にある半坂峠と考えられ「男坂傳稱地」の石碑が建っている。とある
 
小さな道標から尾根に乗る
踏み跡もシッカリ有り略フラットな尾根が続く
間伐材倒木もでるが歩きにくいということは無い。ルンルンだ
 
注意点は
竜門岳への分岐ピーク803m先だがピークには案内板がある
ただピークを巻いてしまうと困ったことになるかも
このピークからはややワイルドになるが、又元のような尾根に戻り、四等三角点三津で鹿路方面に釣り込まれないように注意が要るが、踏み跡は細峠に向かっている
 
小さなピーくも有るが歩き良い
途中で倒木が邪魔をする所もあったが問題は無い
突然細峠の道標と石碑が出る
 
龍在辻に向かうが、途中の勝手道標から山裾を巻いたが、道が抜けやや危険な箇所もあった
此処でややこしいのは、龍在辻と龍在峠があることだ
私は龍在辻に出た
龍在峠には三等三角点城ヶ峰が乗るピークから下ればわかりよいだろう
 
龍在辻には東屋が有るが風も吹き寒い
此処から、旧鹿路トンネル登山口に下れるが、私は冬野集落に向かった
 
冬野までは六尺道で歩きよくルンルン
途中で二箇所、鹿路集落への案内が出る
 
此処から下ればラクチンかもと悪魔のささやきが聞こえるが、冬野に行くのだと気持ちを立て直す
少々お疲れのショウタンだ
冬野集落が見えた。電気柵を越えて民家前を通り、道標にしたがって歩く
道標が完備されわかりよい
良助法親王墓前の三叉路で、親王墓が美しく見えるが行く気がしなかった
大きな民家前を通りこれも道標に従う
  
舗装された道を下れば谷あいに冬野の名水場があり、石仏が祭られ今も取水されているようだ
此処から道はダートに成りだんだんと荒れだした

ロードバイクを押しながら登ってきた若者は私を見るなり、メチャ荒れていると話しかける
マウンティンバイクならイザ知らずロードバイクでは厳しいだろう道だ

抜けたところも有りしばらくは手が加えられていないようだが、歩くには問題は無い
県道上にかかる橋に出ればそこは談山神社西問跡だ
女人結界石表や石仏と見所は多いが今日は下山を急いだ
多武峰の道は急傾斜で下るには痛めている足に痛みが出たが、顔には出せない初詣客たちの前、ユックリと下れば革靴背広の男性に追い抜かれるヨタヨタ歩き
この神社は桜や紅葉が見所だろうか、思ってたより参詣客は少ないが、それでも賑やかだ
 
正面に夕日を受けて音羽三山が浮き出す綺麗さだ
東門前を下り、歩道から屋ね付橋を渡ればそこが車のデポ前だ
 
カメラを忘れ古いスマホでマタマタピンボケ写真だ
マタマタ、この付近の散策も面白いと頭の中で次のコースを描いた
 
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