林道小守平井線から大塔山
2010/02/23
大塔山、和歌山県では有名な山で登山者が多い。コースも多くあり初心者から上級者までいろんなコースが取れると聞く
この大塔山に一度登ったきりだが、今日和歌山の有名登山クラブの指導者とご一緒できる機会を得た
コースは、半作嶺、百間山、法師山、入道山等の登山口に向かう道と同じコースで、板立峠を越えて小守集落に入り前の川沿いを小守平井線に入り尾根越えの峠、敬山愛郷の碑がある正面からの尾根通しで大塔山までピストンをした
地図上では複雑そうだが、至って簡単でコースは複雑に曲がっている事と小さなピークや測量されたピークが多くあり位置確定は100%の確率で位置特定が出来た。(自宅でGPS軌跡を確認した)
又予想に反しこの尾根を通られる方も多くありそうでテープや古い道標、コース整備跡もあったが、地図読みが出来る事がこのコースの条件だろう。
尾根は綺麗で見晴しも良く自然林が多いコースだがここもやはり二次林らしいが古木も残り感動する古木もあった
熊野方面の山々も見晴らせる尾根もあり、楽しいのは自分の歩くコースが見え、コースを予測できる事だった
今回は午前中は小雨だったがガスは少なく下山時にコースの尾根を見晴らす事が出来た
この尾根は綺麗で迷いも少ないだろう。登山コースとしてお奨めできる気がしたが、過剰なテープの印は打つ事は控えて欲しい
せっかくの自然林このままの姿が良いのではと思う私でした
           
登り
小守平井林道峠登山口8:20-三郎山9:40-998m10:28-973m11:00-997m11:35-大塔山12:40〜13:12
下山
997m14:00-973m14:58-998m15:25-905m15:50-三郎山分岐点16:10-下山16:40
総時間
8時間20分
小守集落には、入道山、入道山〜法師山縦走、と2度小守から登った経験がある
今回は下小守を超えて林道小守平井線に入り尾根越えの地点から大塔山に向かった
  ←この看板から尾根に取付く
尾根に取付くなり小さなテープが有り、尾根の真ん中を道らしく整備されていた。登山者だろうか
先ずは、三等三角点三郎山が有る三郎山を目指す

登山口                   コース尾根取り付き付近         三等三角点三郎山
  
三角点三郎山の有る地点は三郎山と言うのだろう、尾根から150m程度離れた所のピークに鎮座していた
保護石もあり訪れる人そのものも少ないのだろう綺麗な点だった
基準点コード TR35035454501 
点名 三郎山 
冠字選点番号 字 36 
種別等級 三等三角点 
基準点成果
成果状態 正常 
地形図 田辺−栗栖川 
測地系 世界測地系 
緯度 33°42′32.7563 
経度 135°41′20.413 
標高 954.43 m
基準点現況
現況状態 報告なし保護石有り状態良し
所在地 和歌山県田辺市大字木守字大塔山1065番地 
測量点905mは地図で見るよりピークが出ていた。緩やかにアップダウンを繰り返しながら森の中を歩く
測量点905mより250m程度行くと古い道標が出た。想像だが下の林道から登ってくるルートだろう
ここに出るまで人の手が入ってコースは整備されていた
 
次は998のピークを狙うが小さなピーク毎にコンパスを合わせた。
 
少しは急登な所もあるがピークは小さい。一息で登ってしまう。途中でピークを巻き込んだ所もあったが、何せ初めてのコース
慎重にピーク越えをして方向を確認した。
 
998から973ピーク間は尾根は痩せているが歩くのには何の障害もない
最鞍部付近から歩いた尾根が見晴らせるが、少しガスでハッキリしない
見た目はアップダウンだがそんなに汗を流すほどのコースではなかった
 
次は997へと北に方向を変えながら大塔山を目指す。997のピークには立ち枯れた木が印象的だった

今回の最大の汗の流す所はここから大塔山に向かう所だった
大きくコルに下りピークを越え又下り大塔山に登る。いささか汗が噴き出した
左足の踏ん張りが聞かないショウタン、大きく尻餅をつく場面もあった
途中に大きなウドが有る木が深山の雰囲気を出していた
 
大塔山の下の鞍部に登山道標が現れたがどのコースから来る物かは私には判らない
ここからは傾斜はあるがコースはルンルン、古い階段跡を登りきるとそこは大塔山山頂だった
  
雨が降ったり止んだりと小雨が降る。風を避け昼食にするが、今回暖かい物を用意しなかった
少し寒気をも要したが、流石我が山友、寺ちゃんすかさずラーメンをすすれと言う
ありがたいねー
40分程度の休息、下山に係る
帰りの997への登り返しはいささか汗を流したがその他はルンルン
コースも尾根も優しいが、地図読みできての優しさで在ると言う事を理解して欲しい

下山方面尾根や大塔山が姿を見せるほど天気は回復しだした
  
少し天気に恵まれなかったが、このコース天気を当てれば最高の尾根歩きだろう
総時間8時間20分の山行だった

 
法師山から見たカシバード写真
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