バリエーションルート
馬頭観音登山口から高山谷経由野竹法師、ゴンニャク山

2008/11/13
山歩隊+T女とTOSHIKUN
コース略図


今日の登山は本当にマイナーなコースだろう。以前に夫婦滝から野竹法師、ゴンニャク山と歩いた事があるが
今回のコースも又面白い。最大のポイントは上手く高山谷を特定するかに係っているが、チョットしたミスで
やっぱり間違ってしまった。今反省するとマタマタこまめに地図を読まなかった事だろう。反省の登山でもあるが良い経験になった

前日は入道山に登り、今日の下山予定口の平井郷の皆根川の出会いにテント泊、一台をデポして大瀬の馬頭観音登山口に向かう
馬頭観音は三体月観賞の場として有名だ。登山道も整備されている
大瀬の田村川に架かる橋を渡ると右手直ぐが階段の登山口です。
車は登山口のある奥に数台止める事が出来るが地元の方の迷惑にならない注意がいる。私たちは許可を得た

            
地元の方は20分で馬頭観音に着くという。
整備された階段登山道をクネクネと登って行くと杉の大木が祭られた寺か集会所らしいところに出会う
ここを左にとる。右に行けば馬頭観音だ
左コースは踏み跡が少ない。少し左にとると古い集落跡が出てくる
よく見るとつい最近まで人が暮らしたのだろう。電線の跡があった
地図通りに登って行くが、古道はハッキリと残っている。万が一間違っても古道を外さない限り出会う所がある
一ヶ所直登に変わる所にショウタンマークを付けておいた
            
                              
                              古い道祖神が住居跡横にあった

                            
この付近は位置がハッキリしている。出会うであろう林道に向かって登ればいい、三角点のピークに続く尾根道に出ると、前方に林道が見えた。小広静川線だ 地図上では下山の椿尾峠に続いている事を確認した。
                                      ここまでの略図
                      

少しは通る人があるのだろう、林道に上がる所に少ないが踏み跡があった。林道のため古道はなくなっている
目星を付けて古道方面に林道を進むと(南)山肌に簡易梯子が掛けられていた。ここが再度古道に乗る為の梯子だろう
登りきると古道が現れ、地図通りだ。コル状の所で一休み

            
                                     
                                     階段とコル状の尾根
            
このコルから地図上では山肌を捲くように道があるが、この道はガレて崩れ無くなっていた
ごく一部にそれらしき跡が残っているのみ、地図では谷を歩いても同じ高山谷に出る。
何のテープか分からないが谷に登山者を誘うが如くテープが打たれていた。大きな滝もなさそうだ
谷を下る事にするがこれがすごいガレた谷で挫かないように最大の注意をした
下って行くと左手に炭焼き小屋の跡がある、ここに古道が通っていたのだろう。この先に枯れ沢を渡渉した
ここで、高山谷渡渉と早合点してしまった。左手尾根に取付く、これで楽勝と思いきや、シルバコンパスナビを見るとまるで逆方向に登っていた。 アレレレレ 合点がいかないがコンパスはウソをつかない
よくよく地図を見るとまるで違う尾根に登っている。下山ダー 、せっかく登ったが引き返す
下山時、マタマタ登った尾根ではない事に気づくが、多くの測量杭が打たれごく最近の測量テープが有った
方向からして八丁涸漉の沢に出る。そのまま下った。
元の取付きに戻ろうと沢沿いの道を探し戻ると沢の出会いがでた。ウン あれー 
とにかくもとの取り付きに引き返し昼食 よくよく地図で確かめると八丁涸漉の沢から引き返したときの三叉沢の出会いが高山谷だ
高山谷を特定するまで相当時間が係ってしまった。(休憩、昼食共で2時間) 
日暮れの早い時期、引き返すか登るかの決断がいるがゴンニャクからは簡単と登る事にした

                                       ガレ沢を下る
            

炭焼き小屋下の枯れ沢渡渉から本当の高山谷渡渡までは苔むし岩も大きくヤヤ水量も出て注意がいる
道跡は無い、この付近の写真は無い、大きな地図で想像してください


                     
高山谷が特定できた。後は尾根の状態を確かめるだけだ。ショウタンは尾根にはい上がると地図の道が良い状態で見つかった
ここダー。そのまま登ると尾根と川沿いの道に分かれるが尾根に取付く。
少し登ると、登山者テープが一ヶ所捲かれていた。ヤレヤレ、後とはP768mに向かってひたすら登る
途中でネットが現れる、急登が現れるとナカナカ手強い、思ったより時間が係った
            
                  
                   P768mでひとやすみ、法師山に向かう、何とP768からはテープが現れた ???

                    

野竹法師は自然林だが見晴しはない、まん丸いピークだ、山頂には二等三角点がある
               二等三角点飯盛の記
点名 飯盛 
等級 二等三角点
緯度 33°46′47.5259
経度 135°40′50.0237
標高 970.85 m
所在地 和歌山県田辺市大字野竹字ゴンニャク866番地
選点 明治34年7月16日
造標 昭和53年7月5日
観測 昭和53年9月25日
標石長 0.784m
所有者 個人
野竹法師もゴンニャク山もユックリしていられない。日暮れは早い、山頂で一休みのみ、行動食と水を補給して先へと進む  
                                     野竹法師970.9m
             
 
                    野竹法師とゴンニャク山間は吊り尾根上の歩きよい尾根で30分くらいです
                                    
                                   ゴンニャク山952m
            
ゴンニャク山からは良く踏まれたテープのある尾根を椿尾峠に下る。適当にアップダウンはあるが歩きよい
最後に林道上で踏み跡が無くなった。 ほとんどの方が尾根先まで歩かず椿尾峠のある林道に降りるようだ
よく見ると階段があり、未舗装林道に降りられる。ヤレヤレ、と思ったのもここまでだ

                  11月の日暮れは早い、尾根先の小広椿尾林道に出る頃は日が暮れかけた
            
以前来たときとは大きく様変わりしている林道、予定コースを探すが日暮れが始まった。
頭にはヘッドライトが付けられている。ここで予定コースを下るか、小広林道を出会いまで戻り大瀬に降りるか
マタマタ遠いが安全な、小広峠から国道311に出てデポ車のある平井郷皆根川出会いまで歩くかだ
日はドップリ暮れだした。我が隊長は、最安全策をとり小広峠コースを選んだ

            
                           
クネクネと長い林道を小広峠に歩き、旧道に出てR311出会いで全員歩く事は無かろうと、ショウタンとT女でデポ車を回収に向かった
コースタイム
馬頭観音登山口 07:00 椿尾峠         16:55
林道出会い 08:15 小広林道 17:00
炭焼き跡 09:30 皆根川出会 20:56
高山谷
P768m 14:25〜14:35
野崎法師 13:10
ゴンニャク山 15:55
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