西山岳と経ヶ塚山、音羽山、五貫山
2016/03/08
単独

8時ごろから3時半頃までウロウロとした。
大和青垣の山々に紹介される一山に西山岳がある。
各ページや本には山頂に大日如来とピーク南に役ノ行者が祀られた祠があると書かれ、行きたい度が増していたが、今回単独で付近を散策した
西山岳は双耳峰だが、北西側のピークに四等三角点、西山岳がある。
三角点の点名が西山岳で山名では無い、国土地理院は近くの山名を点名に流用する事が多く、ややこしい話が生まれる
どこをどう登れば楽しめるか、小さな山だ一山では面白みが少ないと、音羽の峰に登り経ヶ塚山、音羽山、音羽観音寺、五貫山と周回を楽しんだ
先ず、取り付きはと考えると、西山岳は簡単なだけに難しい
私は、大宇陀本郷の山中に薬師寺がありそこに後藤又兵衛の墓が有る事を聞きつけていた
寺まで車が入ると言う情報から先ずそこを目指した。
所が、上手く薬師寺には行けず。ドンドン登ると墓地に出てしまった
地図を眺めると、西山岳に墓地から登れると見て、少し下の凸地に路駐車した。
とその前に、西山岳の道標が出て、アララ、此処から登ろう
道標に沿って入れば堀割の峠に出てそこにも道標があり道標通りに登れば良い
  
道標に沿って登れば山頂は直ぐだ
  
山頂には面白い形の大日如来石仏がある。
由緒ある山なのだろう。
薬師寺に後藤又兵衛の墓が有るくらいだから、それなりの由緒があるのかも

 
石仏は南面して祀られている。石仏の台座には寛延4年と彫られている。台座には聖護院宮御内、富士山大先達法印、太虚院同行などと書かれている。花筒は平成18年のものだ

  
山頂の少し下に、役の行者が祀られた祠が有る。
石表は古いものだが、灯篭は新しいものだった
そのまま下るのも意味がないと、山頂西側の破線道が通れるか見てみようと、ズズズと斜面を下ったが、見当たらず動物道らしいところを元に帰り
四等点の乗る隣ピークに登った。
堀割上に古道跡が見つかり、登ってゆくと墓地の上に出た
  
墓地上から竜ヶ岳が見張らせた
道なりに行ってみたが間伐の倒木が多すぎて、ここぞと言う所から山頂に登ったが、アララ、ピークを一つ間違えたと尾根を引き返す
四等点はきれいで、その先から五貫山の電波塔が見えた
  
地図も見ないで適当に下ると、車横に出た。

兎に角、薬師寺に行こう。慎重に下り地図を見て此処ぞと言う所に分岐があったが、私の車では登れない
入り口に誰も来ないと、デーンと車を置いて歩いた
直ぐ先に薬師寺が出た
 後藤又兵衛の墓薬師如来と12体の石仏(干支の神々)

月当番だとおっしゃる二人の女性が寺を掃除していた
無住で本郷地区の皆様が寺を守っているとか、
後藤又兵衛の墓を訪ねた。直ぐ横の墓がそうだといい、又兵衛桜は有名だが墓を尋ねる方はほとんどいない、時たま尋ねられる方が有るとか
奥様二人に、音羽の観音寺に行く道を尋ねた
「じょうさん」と言う水の神様から登ったとおっしゃるが、要領を得ない
コースを推測するが、分からず、里まで降りて「じょうさん」の位置を訪ねるが知らないと言う
困った。細い道で車の対向や路駐点は無い。
エーイ、コノコースで登ろうと読図から細い道に入り進む、舗装が切れ底がズリズリ、ダートな道だ
等々私の車ではとても無理な道に成った。
そこは、ユーターン可能な広さがあり車を止め、地図を眺めた

少し歩けば車道に出る。(電波塔管理道)
そこから経ヶ塚山に向かって尾根中央に破線道が走る。これだと決めそこに向かった
 
少し荒れた道を登ると
車道に飛び出す。と、そこに道標があり、私の来た道に向かって、大宇陀本郷、大宇陀又兵衛桜と有り、結果無理して入った道が、登山道だった
里から歩くべき道だった。


道横に竜王神社と書かれていた。これが「じょうさん」と呼ばれる水神だろう
尾根道が観音寺参道だったと判断して尾根に取り付いた

龍王神社マピオンにリンク
  
道は整備が有り、道標がありスイスイ、経ヶ塚山肩に音羽山に向かう分岐があったが、踏み跡は薄かった

道標に従って急傾斜の踏み跡を登った。笹が刈られ歩きよいが、汗がポタポタト落ちる
 
経ヶ塚山でオムスビをほうばって、音羽山に下る。自分で作ったものだ。塩味もない。不味いが腹が減れば咽を通った

道標はバッチリだが、傾斜は有り、湿れば滑る土質、慎重に下った
  
音羽山では写真を撮っただけ、越後屋隊で作った寺依頼の腰掛は安定していた
展望台に近道で下るが、これは急傾斜だが早い。
これも道標通りだ
  
春霞で見晴らしは今ひとつだが、多武峰は美しい
 
見晴台から明石の大橋が見えるとか、今コノ斜面に桜の植樹が行われている
将来は桜の名所になるだろう
観音寺に下った。
犬が吠える。と、知り合いのマッちゃん女子が顔を出した。
いつも若いマッちゃんだ
 
マッちゃんと院主さんとの会話もそこそこに引き返した。
登りは通常登山道だが荒れた谷上りだが、道標はバッチリだ
  
音羽山山頂から道標に従って尾根を五貫山に下る
  
赤テープに五貫山と書かれ、道標は宇陀市、大宇陀本郷だ。
笹の尾根で途中は背丈程度あるが、踏み跡が濃く歩きよい
下れば林道に出会いう。
踏み跡が分からなければ写真の木のマーク通り下ればいい
  
下ってゆくと石表が出た
参道は音羽山に向かう道だったのだ。
今来た道が参道だったのだと納得、傾斜が緩い
参道を下らず、五貫山を目指した。
鉄塔が出た。奈良県の無線設備と聞いた
 此処が五貫山ピークだろう
同じ高さのピークやそれらしいピークを登ってみたがその印は無い
  
車道を龍王神社に向かって下った。
  
少し痛んだ古道、足下注意で下る。
西山岳から尾根通しで龍王神社に来るもよし、
薬師寺下の破線道から来るもよし、
次回はオール歩きで周回してみたいものだ
村下の取り付き車道横に、何々明神と石表、山中の道標と同じ石柱が有った
音羽の村に行く古道だったのだろう。納得
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