大熊の尾(天文堂)から梅津呂越経由向瀬山、年中岳、下山は龍神村龍(りゅう)周回
2011/07/22
単独

コースタイム
大熊09:20-大熊の尾10:45-樅ノ木峠12:00-向瀬13:00〜13:40-年中岳14:50〜14:56-龍16:20-大熊17:30
総時間8時間10分
夏の里山は暑いことこの上ないが、今日は小雨が降りそうだ
それなら涼しいと,田辺市龍神村の年中岳をメーンに、大熊から大熊の尾を踏み、樅の木峠を探索して、三角点向瀬の有る山頂を踏み、年中岳906mからバリエーションで下山予定だったが、霧とブッシュに負け、ルンルンコースで、龍神村龍に下山した
結果、龍の村人に話が聞け、年中岳の昔や、龍集落の謂れを知ることが出来た
少し膝に痛みが出た山行だったが、小道が残るルートは読図の楽しさ満杯のコースだった
R371の小畑から旧371号線に入り大熊で取り付きを探す
上の地図はカシミール1/50000です。R371は改修が進み新地図は少し違いますので新地図と較べてください
大熊は4軒の集落で上の道の小川家横のガレージ右手から古道に入る
車は横の民家の方に置かせて頂いた
小川氏が、鹿除けネットを開けてくださり、見送ってくれた
マア、初めての登山者らしい私に、道が残っているか不安を訴えたが、ナーニ地図とコンパスで位置が掴めると安心を与えた
小道はバッチリと残り、ルンルンで、三角点大熊にたどる
  

タダ上り一辺倒の道は、21度と涼しいがやはり汗がしたたる
今日の水は、アクエリアス1.5L+氷り、水500cc、お茶1Lだ、内一本は氷らしておいた
小道を外し、三角点大熊尾に着く、アレー、ストックが無い、引き返して探す。有ったー再度登る
 
山頂は広い良く整備された植林地だ
三角点は、メチャ綺麗で傷一つ無い

等級種別 二等三角点 北緯33°56′08″.6654 東経135°31′10″.1297
三角点名 大熊尾  標高799.39 選点 明治34年6月17日
所在地 和歌山県日高郡龍神村大字広井原字大熊尾999番地 俗称 天文堂
三角点から小道に向かう
 
昔はこの道も、年一度の道普請で整備されていたとか、今も少しは抜けかけた所があったが、ルンルン
P724m付近で地図と道はずれているが、私は724mピークを越えた
踏み跡は無いが、測量テープがわずかに残っていた
 ←724mピーク

古道は771mピークの西を巻いている
読図を誤り、西を巻く古道に入れず、771mピークに直登した
 771m登り

ガスが出て、少し地形読みを間違ったのだろうが、小道があると読図をおろそかにした 
771mピークでコンパスを取るが、思った方向を指さない、?? 信じて下ると樅の木峠らしい
地図を正置して樅の木峠で有ることを確認した。少し頭が??元に戻らない マッいいか
樅の木峠から梅津呂越道はルンルン、整備跡も見られる
 ←大木は樅の木か??
梅津呂越し道はルンルン、地形図では小道は尾根を通るが、現場では少し下を巻く
案外読図は優しい

  

道は地図通り三角点向瀬下を巻いている
どこから登ろうか、と 尾根に小径が上がっている。これを登り山頂に出て、昼食 ガスで見晴しはない
作業用クールタッチ服とミズノのクールタッチTシャツで登ったが、風が吹くと爽やかで涼しかった

  
三等三角点 点名 向瀬 
北緯33°57′36″.0738 東経35°32′18″.1569 標高826.39
選点 明治36年5月26日
所在地 和歌山県日高郡龍神村大字広井原字向瀬965-2

山名は所在地字名から向瀬山と言った所か

向瀬から尾根で梅津呂越に出ようとするが、地図と小道が一致せず、少しブッシュを漕いだが??
エーイと道が有るだろう方向に下ると梅津呂越道が出た
  
向瀬山頂に小さく黄色のテープがあった
この方は湯ノ又の林道から年中岳を目指したようだ。登ろうと思った尾根先に一巻き同じ黄色のテープが巻かれていた
コノ尾根の130mばかしの登りが急登で、フウフウ、霧雨が馬酔木を濡らしそれが私を濡らす
風が吹けば少し寒いが、汗は出る
年中岳は見晴しもなく、植林の片隅のピーク、好き者達が山名版を揚げている。
よく見かける好き者達だ

←ここから取付く ←山頂 和歌山のクラブか??

下山はバリエーションで向瀬谷口に尾根下山を予定していたが、間伐材と小木ブッシュ
小雨もガスもある。安全ルートで下ろうと、龍集落に下山した
下山尾根は緩やかだが下り口は別尾根に入りやすい尾根だった。おまけに下山最初は間伐材がゴロゴロ、どこかに良いコースがあるのだろうか
間伐材を乗り越えて行くと、テレビケーブルが埋められた小道に出た ルンルン下りだ
この尾は細尾と呼ぶことを後で知る

予定下り尾根はブッシュ                                     細尾を探る
  

細尾を道成りに下る

もうすぐ梅津呂越道に出会うだろうと予測するとハッキリと小道が出た
ここで、龍と上湯ノ又に道が分岐するが、龍の名前に引かれ、龍道を選んだ

これもハッキリと道がのこるが、上湯ノ又の方が踏み跡が濃い
国道上にかかる、取り付きの吊り橋が魅力なんだろう
この分岐に字の消えた道標が掛かっていた

道の分岐点から細尾を登ると登りよい
  
道成りに下って行くと、後少しの所で村人が、取り水が出ないと登ってきた。お互いビックリ
村の話を聞きながら、作業を少し手伝う
龍の名は、年中岳から見た川の流れが龍のようでそこから龍の名が付いたとか
年中岳付近はカヤトで、屋根の萱を作った山だとか、小さな双耳峰の間に役の行者の祠があるとか
地元民でも見過ごすとか、

                                                    龍から見た年中岳
  

 国道から見た龍集落
国道をトボトボと大熊に帰るが、途中で旧道に入り歩いたが、先日の台風の爪痕が有る
少し膝が痛み出した。後少しと頑張りたどり着いた大熊集落、最盛期は4軒で住民が40人いたとか
車を置かせて頂いた方は我が裏山の、ハイキング道を整備したとか、マア世の中狭い
最後まで村人は優しく、梅ジュースまで頂いて、帰路についた
 
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「このページの地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ(標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。 (承認番号 平23業使、第2号)」