中津尾と高地蔵
2012/10/26
ショウタン

八軒道(やけんどう)の位置をマピオンにリンクします


周回総時間4時間20分
和歌山の広川町と日高川町の境界尾根に長者ヶ峰と言う面白い名前の山があるが、その尾根続きに、中津尾と言う三角点がある。そんな三角点の山に登ってみた。

深夜に帰宅して、目覚めたのが8時半、こんな時間で行ける山は、エーと高津尾だ。
急いで地図を出し、和歌山インターから高速で広川町に出て、八軒道に急いだ
八軒道はもう二軒のみが生活する集落、そこに同い年の方が住んでいる。聞けば三角点高津尾は山名がないとの事、
ショウタン、高津尾そばの高地蔵さんに代参してくれないかと、その屋の奥様に頼まれ、高津尾、高地蔵を周回した

コースは、八軒道から高地蔵にお参りしたという古道からだ。
このコースは、植林でもうソノ跡は無いという。同い年の住人は、取り付きまで案内してやろうと先頭に立ってくれた

車は路駐だ
  
                             庚申さんから                少し先を下る↑
車道から直接尾根に取付くには橋が無くなっていると、八軒道集落の少し奥から左手に下った
小さな橋を渡ると、八朔の畑で老人が道普請をしていた。目的尾根の話をしてくれるが要領を得ない
 
八朔畑内の山裾道を目的尾根に向かうが、途中で道が無くなり、植林内を通り、三郎谷と言う小さな谷を渡るその先に、古道が出る

  
取り付きは古道がハッキリと有るが、段々羊歯ブッシュ、所々で古道跡が出るが、通れた物ではない。
直登だが、羊歯は脛切りだ。案外登りよい。ひたすら登ると、地図にないスーパー林道が出た。白馬林道の続きだ。
林道に飛びだした上が、中津尾三角点だが、林道に削られ登れない斜面、林道を歩いてみた

  
小さな谷下が崩れていた。何とか取り付けると、その谷に取付き、植林内を這い登った
地図の波線道が出て、尾根越え地点まで波線道を登った
  
途中で、矢筈山と清冷山が綺麗に見晴らせる。ススキの生えた古道だが歩くに問題はない
尾根越え地点から、三角点に向かった。綺麗な三等三角点、中津尾が出た
小さなピークから、矢筈山や清冷山、先日登った唐尾山、東には串が谷峰や塚の谷峰が綺麗だ
  
塚の谷峰↑                        清冷山 矢筈山         目的の方面の林道が見える

尾根越え地点まで引き返し、同い年のカアチャンに頼まれた代参の高地蔵を探さなくては、だいたいの地点を聞いてきたが

植林間もない所に杉の大木を残している付近というだけの情報、?? 尾根か斜面かの問に、尾根という
読図で、此処だろうと想定して、尾根越え地点から林道を下ってみた
すると、大きな杉が三本、此処だろで、一発で見つかった
 高地蔵(たかじぞう)

こんな山中の高地蔵だが、今も信仰が厚く、あちらこちらからお参りに来ると言うが、その場に行けないで引き返す方も多いという
広川町側から林道経由で車が近くまで上がると言うが、四駆がいるだろう

尾根越え地点で昼食だ

取付いた林道の地点に引き返した。
尾根を通ると林道に下る適当な場所が分からない
元の取付きに下った
林道を歩いて下山目的尾根に向かうが、林道からの階段地点を地図に表してみたが、ピンポイントでそこに行くには難しいだろう


                        
                          1の位置、ここが分かりよいかも                         
下山尾根は簡単に分かるが、ブッシュが気にかかった。
たいしたこともなく、途中でNHKのアンテナが廃棄された物が出て、その先はルンルン、
尾根を下ると林道が出る。その地点が古道の尾根越え地点だが、古道はもう下れた物じゃない植林内、
林道を下る事にした。舗装からダートになって行く。
道成りに下ると、八軒道に出る

                         


林道との出合い

林道歩きは長く感じたが、現在地を読図しながら下った

和歌山の里山は、植林が多く林道が多い、山は削られ古道はそこで行どまる
階段など有れば良い方で、いつも苦労する
今日は、25mダイニーマロープのみ、やはり簡易でも良い、懸垂下降出来る用意が要るのが和歌山の里山バリエーションだ

飯盛山、長者ヶ峰に登るのなら、一頑張りで中津尾まで登り、高地蔵を探してみよう
面白いコースが組めるだろう

中津尾ピークを見る
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