滝川からムネドチの頭、石仏山、中八人山、奥八人山、証誠無漏岳、持経宿と行仙宿
ショウタン
サポート、新宮山彦ぐるーぷ

沖崎 川島両氏

2013/04/19〜20

コースタイム
滝川-2時間20分-ムネドチの頭−1時間25分−石仏山-1時間25分-宮の谷の頭−45分−中八人山-45分-奥八人山
奥八人山-2時間20分-証誠無漏岳-1時間-持経小屋
総時間10時間
今回、沖崎、川島両氏のサポートを受け、単独で十津川の滝川集落から、倉平、ムネドチの頭、石仏山、大塚の森、宮の谷の頭、西八人山、中八人山、奥八人山と通り証誠無漏岳から奥駈道に入り、阿須迦利岳から下り込み持経宿小屋に泊まり、2日目は平治小屋、行仙宿と縦走して下山しました。新宮山彦ぐるーぷが管理する小屋は、持経宿小屋、平治宿小屋、行仙宿小屋と三つあるが、奥駈縦走だけで利用して頂くのにはもったいなく感じる。この小屋周辺尾根を歩き、縦走可能か実証して多くの方に小屋利用を呼びかけたい
今回は、ショウタンが単独で歩きルートを確認した。
滝川の取り付きは、ほんみち教山林管理事務所の前道を登り、上の滝川集落に向い、正面の所から取付いたが、この左右の尾根には道が有るから尾根は自由に選択して、三角点倉平に登ればいい


 
 
点名倉平 標高605.95
倉平までシッカリした道が有り、鉄塔上が三角点倉平だが、鉄塔下5m程度は歩きにくかった
三角点には国土地理院の旗が揚げられていた。珍しい事だ
 
ここからはJP鉄塔管理道を素直に伝えば、ムネドチの頭に出る。
途中の景色は最高によい
 

                      

                      
                         基準点名 大谷の頭 標高1018.04
ムネドチの頭を確定して一つ向こうのピークから管理道を外れ、尾根を歩くが最初の一歩がヤヤ雑木だが、ほとんどは歩きよい尾根で美しい
 
とにかく管理道へとテープがさそうが引き込まれないように尾根に乗ろう
尾根は歩きよいが、小さなアップダウンがありどちらかと言えば健脚コースだろうが、石仏山から滝川沿いに下山ルートがある

 ←南峰石仏山

石仏山は、双耳峰だが南峰の方がその名前らしい姿だ。自然石が石仏を感じる

  北峰石仏山
石仏山から、大塚の森、宮の谷の頭と進み、宮の谷の頭からいったん鞍部に下り込み登り返し、南のピークが西八人山だ
 宮の谷の頭

天気が良ければ、中八人山には自由にコース取りが出来る広尾根だ。沢山あったマークが取り払われていた
 
西八人山ピークと 中八人山を見る
南八人山は時間の関係で行けず。中八人山から奥八人山に向かう
  
中八人山二等三角点↑点名 内原 標高1396.86
所在地 十津川村大字内原字中八人山257番地

中八人山から下り込みはヤヤ急傾斜で下り込んでしまうと細尾根だが危険などはない
やがて斜面を登ると、丸いピークの測量石が頂上だろう
 
奥八人山からシッカリ方向をコンパスで取り、目的尾根に乗ろう。今回は天気が良く目視で縦走尾根が見え問題はなかった
この尾根は美しく見晴しは最高だ。
 
1340mピーク、奥駈道まで後少し
証誠無漏岳が見える頃は疲れもピークに達するだろう。
危険な箇所などはないが、水の確保の難しい大峰山脈だ、水は余裕を持って行こう
私の水袋に穴が開き漏れだして、余裕に持った500ccのみになり少し不安を感じた
とにかく水確保が難しい尾根だ
大峰山脈が正面に見えだした
証誠無漏岳からは大峰奥駈道だ。道は険しい部分もあるが、ルート道標は完璧です
阿須迦利岳から下り込み道付近は美しいが、小さな鎖場もある
4月14日に保守点検ため山彦ぐるーぷの有志が歩き危険箇所の無い事を確認した
  
木の間から青い屋根の持経宿が見えた。疲れた足でヨロヨロと小屋にはいると、山ノ神様だろうか、明るい美人が待っていた。
神様はお酒を飲まなかったが、一人酒ではなく、相手が有れば酒量も進
 
4月20日
持経宿から、行仙宿小屋
コースタイム
持経小屋-4時間半-行仙宿小屋-25分-荷揚登山口
比較的ユックリと七時に持経宿小屋を出る。朝ご飯はパンを囓るが何故か食欲が湧かない。
とにかく平治小屋に向かう
  

持経宿小屋と平治小屋間は巨木が多く、千年桧や巨大なミズナラがあり、大峰奥駈道で一番の巨木帯だろう
 
初夏が来れば、シロヤシオが多い花の街道とも成る。この時期は三つ葉ツツジが美しい
役目を終えたブナが横たわるが、食害で実生がほとんど見なくなった。この先が心配だ
持経宿小屋は小さく設備が乏しいが、縦走者の利用が多い。水は10分下れば十分の水場があるが、傾斜がある
大峰縦走は充分な水を確保しないと事故の元だ
(今年、5月の連休に水場が枯れかかり水不足で利用者を困らせた。安全のためには持経宿水場で水補給が望ましい。持経宿水場は水量が多く水枯れは少ない。新宮山彦ぐるーぷでは水場の補修をする予定だが自然の事だ十分注意してください)
 
転法輪岳1281.2m倶利迦羅岳と通って行くがやや厳しいコースでもある。
倶利迦羅岳からは横駈けと呼ばれるコースですが、現在東側は植林帯だ。
この付近を、下北山の浦向からR425に入り見上げると斜面は凄い岩場がありこんな歩きよいコースが有ろうとは思わない
  転法輪岳
二等三角点 点名 池峰 標高1281.48 所在地下北山村大字池峰字部中767番地↑
  倶利迦羅岳への登り

 
倶利迦羅岳↑で行動食を取った。
横駈けを過ぎると、怒田の宿跡に出る。この下にも10分くらい下ると石清水の水場があり、縦走路の中でも一番綺麗な水だろうが、その場所は分かりにくく、水場は小さい。最近踏み跡も消えつつある
怒田の宿跡
怒田の宿跡から行仙岳への登りは今日最大の急傾斜だ。半分は新宮山彦ぐるーぷの手でジグザグ道に補修され歩きよいが、下半分は傷んだ階段だ。そのうち補修をするだろうが、時間が係るだろう
特筆するには、山頂を捲き、白谷トンネル東口登山ルートへの出合いにパス道が復元されたという事だ
道標が設置している。
行仙岳の三角点名は面白く、大峰山という名だ。痛みが激しい
  
三等三角点 点名大峰山 標高 1227.26
白谷トンネル東口側登山道に出合い、継の窟ピークからはやさしい道だ
 
白谷トンネル分岐                      継の窟ピーク
小屋が見えだした。作業の音がする。連休にそなえ物資の荷揚に来た、川島、沖崎両氏が、発電機を調整していた
 
小屋内で三人は昼食、三人で縦走の成功をに乾杯して、荷揚登山口に下山した
 
玉置山で青岸渡寺奥駈の接待をしている山上氏を表敬して滝川までデポ車を取りに行った
                           縦走時の全写真をpicasaにリンクして公開します。
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