葛城28宿二番、方便品神福寺跡と甲山と孝子越え
2020/10/31
ショウタンと炉端山友会
 
時間
西の庄駅08:11-二の宿09:12-西の庄堡塁09:32-猿坂峠10:09-甲山10:38~11:10
NHk11:32-三輪神社12:12-横手林道12:26-八王峠12:58-孝子駅13:51-金輪寺14:36
距離約10㎞
ヤマレコにリンク
炉端山友会では、おりおりに日本遺産に成った葛城28宿経塚と宿跡や行場周りを、希望者を募って回り始めている
友ケ島序品窟に続き、第二回は四国山から第二番方便品、神福寺、から孝子越えで孝子駅までとした

途中に負の遺産、太平洋戦争跡の西の庄堡塁を入れた
私は、本体から外れ、孝子駅から四国山下の車デポ者を送り届ける役目で、別行動だ
本隊よりは道も近く、出発時間も早い
最終は孝子金輪寺でドッキングだ
 
早朝なら孝子駅まで20分程度の我が家、車を孝子に路駐して少し早く行こうと7時29分の和歌山市行きに乗車して 、紀の川で加太線に乗り換える
紀の川駅でトイレ中にめでたい電車が発車してしまい??なぜと思うと、時刻表は平日を見ていた
西の庄には一電車遅れて着いたのが8時10分、足の遅いショウタンは遅れた遅れたと焦る
和歌山北高校西校舎の通学路を歩く
途中に西念寺が有りここも葛城修験に関係の有る寺だ
寺をざっと見学した
立派な寺だ、龍のレリーフは見事だった
二の宿観音参道を歩く、今は生活道だ
観音寺は西念寺の奥の院だったのだろうか
兎に角道なりに歩く

北高校正門前を過ぎて登れば林道風の舗装路、木酢の香りが漂えば二の宿観音寺跡の石票が出る
分岐を入れば炭焼きが行われ、高級木炭の備長炭が焼かれている
ここの製品はほとんど東京にと運ばれ、今も焼いても焼いても追い付かないほど高級品の備長炭は、ウバベガシが原料だ


炭焼きの前のダートな道を50m入れば左手に二の宿の案内が出る
 
石の祠が有るここが二の宿跡、方便品 神福寺跡だ
次は、戦争遺産の要塞跡が残っている正面の山を越える
通常は軍道から回り込んで甲山に向かうが、バリエーションが好きと言うよりは、負の遺産に何かを感じてほしい気持ちからだ
軍道を超え、養蜂場中を通り正面から、ややブッシュを登ればもうそこは軍道が有る
軍道より尾根が通りよい、尾根から最高所に行けば土塁が出る

土塁を廻ればその遺跡の入り口が出る
  
頑丈なコンクリート製で二部屋に分かれ、一部屋は明るいが一部屋は中に光が入らない構造だ
ユックリと蝙蝠さんがお休みだった
地図を見ながら猿坂峠に向かう
道は踏み跡も薄く、ワイルドで伝え聞いた方たちが時には登るが、道とは言えない
古いマークが有る

猿坂峠に近づけば見晴らしが出る
この要塞は当時の住友金属を守るための物だった
今は日本製鉄として溶鉱炉は守られているが一時期のように盛んな製鉄はなされていないようだ
それでも、和歌山市の経済は日本製鉄に守られているようなものだ 
猿坂峠から甲山に向かう
和歌山側の地元民は甲山まで健康歩きの方が多い
道の補修はボランティアだが綺麗な道だ

MBSの放送塔や電波塔を超えて甲山を目指す
甲山は大阪府泉南郡岬町に属するが、登山者は和歌山県民がほとんどだろう
見晴らしが最高で何やらの4位に入ったとか
 

山頂で一人ご飯だ
本隊に位置を確認するがずいぶんと遅い??
ここでの合流を諦めて、三輪神社を目指す
 
赤い鉄塔を目指して引き返しゲート横から参詣道に入るが笹が生えこんでいる
直ぐに道は良く成るが、フェンスに沿えばいい
山中の尾根道は測量されて間が無いが、道標はまだできていない
勝手道標とテープを頼って三輪神社を目指す
道は分かりよい
竹藪が出るころ少し道は薄いが三輪神社の屋根が見え、テープに沿う事だ
   
行者がたくさん来ているようだ
  
参道口に下れば、横手村八王子社、三の宿と有、三輪神社八幡様だだろう??
車道を北に歩けば孝子の案内が出る
横手林道と書かれているが、マッタケ山は頑丈に守られている
  
林道を道なりに歩けば、近畿自然歩道に成った道は、完全に道標が案内する
  
  
八王子峠が最高所だ。低山だがアップダウンは汗を流す
展望所の案内が出れば登ってみたりしながら歩くが、本体は遅い
  
孝子の森経由でも孝子駅に行けるが、私は最短で下った
  
孝子の森はパスして道標通り孝子駅に向かう
  
中孝子は雰囲気の有る昔の村が残る
川沿いを歩けば、孝子駅正面に出た
旧国道を渡れば駅だ

リーダーに電話すれば金輪寺で待てとの指示、アララ忘れていたと軌跡をストップした
スマホでググるとすぐそこだと振り返れば橋の向こうに道標が有った
  
大きな荷車かダンジリの輪が有ったり、岬町歴史館が有ったりと歴史を感じながら金輪寺に向かう
  
長い階段の上にある
ゲート前には来訪者はインターホンで知らせてくれと有ったので、鳴らせばすぐに出て下さり来てくださいとの返事
最後は苦行のように階段を登った
禅宗の寺の雰囲気がプンプン
住職が出てこられお堂を開放してく下さり、ローソクを灯してくださった
お線香をと勧めて下さって手を合わせた
小さいが、役行者が祀られている
本尊は秘仏との事、400年の古刹は暖かい
正面に高野山(たかのやま)がそびえ、次回の第三番大福山には高野山越えで行くのだろうか
リーダーは頭を悩ますだろう
戻る