海南市鏡石遊歩道
鏡石山から鯛の峰、熊尾寺山〜大野城跡〜藤白山

2009/01/29
重廣恒夫先生と歩く
コース略図

「この地図の作製に当たっては、国土地理院の承認を得て、同院発行の『測量成果』を使用したものである。(承認番号 平20業使、第543号号)」
重廣先生と歩くのは今回が4回目、メンバーも顔なじみになってきた。今回は海南市幡川の禅林寺前を通る海南市が整備した鏡石山自然遊歩道を歩き、鏡石山に向かう。このコースは初めてだ。海南駅から阪和高速をくぐり山裾の道に入り、禅林寺に向かう
禅林寺は大きなお寺で直ぐに目につく、ここにお参りして道なりに登山道を登る
道通り進んで行くと村はずれからレモン畑が目立ち、登山口道標があり、左手の沢に生活水取水のパイプが有る
この付近はマダ畑道跡と言った感じだが、牡牛の滝(コッテウシの滝)付近からは素晴らしい登山道となって行く
       禅林寺                         村中を登り               畑道となる
       

          登山口道標                  マダ少し畑道状態だが          ダンダンと古道らしくなり
       

       牡牛の滝                    道は良くなって行く          途中雨の森にパスするルートもあった
       

        道はダンダンと登山道らしくなる                            突然林道?に飛び出す
       

林道前の別荘風の家中を上って行くと陶芸工房教室がありここで見学休息をした。この付近少しややこしかった。写真参照して下さい

       

   

工房前の尾根に入り登って行く、左手に猪囲いの柵が作られた道だが感じは良い、途中に大野城主の墓があり、別所茶屋跡があった
右手に作られた石垣は茶屋跡で、この付近に家が有ったのだろうかいくつもの石垣がある
最初ショウタンは畑跡と思っていたが説明書きによるとどうやらソウではないらしい
猪囲い向こうにはそれらしき物は感じる事が出来た。この道沿いに湧き水を溜めた小さな池があった。
                              十分に生活水に使える綺麗さだった。
                          

大野城主の墓と別所茶屋跡、昔この付近は金屋と現海南市を結ぶ重要交通路で賑わったそうだ、時代が進み海沿いの道が出来(国道42号)ダンダンと寂しくなり現在はハイカーの道となった。
                    
                   

左手に鉄塔が現れるとその少し先に道標がある三叉路に出る、ここを右手上に鋭角状に上って行くと雨の森からのコースに出くわす
この道は尾根上を通っている道だ。左手に登って行くと先ず鏡石が現れる。海南の和歌浦湾から見るとこの石が光り海面に反射して、地元の猟師が不漁になりこの石を燻して黒くしたような事が書かれていた。本当かな??
                   
     道標と尾根に続く道
       
             
         尾根出会い↓                  
                                     鏡石↓      
                                              芝生の土俵の様な山頂、四等三角点鏡石がある↓
    

  鏡石山は555mの海南市で一番高い山だ。
三角点鏡石山
点名、鏡石
種別等級 四等三角点 
成果状態 正常 
地形図 和歌山−海南 
緯度 34°07′19.3132 
経度 135°14′20.0475 
標高 555.03 m
所在地 和歌山県海南市大字扱沢215番地 
選点 昭和45年5月21日
造標 昭和45年5月30日
埋標 昭和45年7月3日
観測 昭和45年7月12日
45分程度食事休息、重廣恒夫先生に質問タイム、話は盛り上がる。
尾根伝いに進む、鯛の峰544mは何の変哲もない植林と雑木の境目尾根です。ここからさらに北には二等三角点熊尾寺山543.0mの山頂を通るがここも見晴しが無く、三角点が通路の真ん中に有る。二等の等級もなにやら寂しい
      鯛の峰544m                  三角点 引尾(熊尾寺山)          熊尾寺山に有る山名版
       
 熊尾寺山の三角点点名は大字を取り引尾としたようだ、山名は小字の熊尾寺が山名だがどちらが先か知らない          
点名 引尾 
種別等級 二等三角点 
基準点成果
成果状態 正常 
地形図 和歌山−海南 
測地系 世界測地系 
緯度 34°07′58.3507                      
経度 135°14′12.5921                     
標高 543.00 m
所在地 和歌山県海南市大字引尾字熊ノ尾寺1883番地の1 
選点 明治34年7月16日
造標 昭和52年7月4日
観測 昭和52年7月21日
埋標 日時不明
所有者 農林省
雨の森に向かい、道標分岐を西に大野城跡に向かう。ここまでの間にモーターバイクが山内を走るのだろうか、道が痛み以前の状態では無くなっていた。林道の入り口にバイク禁止と書いてはいるが問題な話だ。

        
長峰山脈の尾根を西に進むと反射板があり、空堀状の所から急坂を少し上り詰めると大野城跡だが、城跡説明と昭和3年に作られた名石が建っている広場だ。見晴しなどはほとんど無いが樹間から海南市が見える

                   
大野城跡からは尾根道で踏み跡が頼りだが尾根は歩きよい、西大野城跡から北に鉄塔管理道を下って行く、
道なりに行けば、林道に飛び出す。林道を西に行くと藤白神社に下る古道が右手に道標と共にある。この分岐西10m程度に道祖神?らしい物が山肌にありここから尾根歩きとした。わずかな踏み跡はやがて道状に成り、やがて三等三角点、藤白のある336.5mの藤白山に着く、見晴しこそ無いが山頂は巖稜がありなかなか雰囲気のいい山だ
少し地図を載せておきたい
                西大野城跡は何もないP424mの地点だ、この前から鉄塔管理道が北に下る、
                          

  

       

    尾根入口の道祖神?            尾根の状態                  三角点のある藤白山
      
                                  藤白山付近の写真
                 
点名 藤白 
種別等級 三等三角点 
基準点成果
成果状態 正常 
地形図 和歌山−海南 
測地系 世界測地系 
緯度 34°08′11.9116 
経度 135°12′23.0702 
標高 336.52 m
選点 明治36年5月12日
観測 平成16年12月7日
所有者 個人
ここからはヤヤ不明瞭な道になって行くがとにかく西に向かう、一部農道を下って畑中を通らして頂きとにかく西に進むと熊野古道の地蔵峠に飛び出す。ここはごく最近マッチャンとシマヤンと歩いた所だ。  ショウタンへのリンク
ここからJR冷水駅に下る初めての道、地蔵寺は古刹で大きな地蔵は余りににも有名です。
トイレ裏から御所の芝の見晴台で景色を楽しみ、下山途中にある、鼓が畑で蓮如上人の事を知り紀伊冷水駅にと下る
                         
                             この付近の尾根はヤヤブッシュで畑道を選んだ
       
         地蔵峠に下り出る               地蔵寺                 御所の芝にて、重廣先生
       

          御所の芝にて              下り古道                  鼓が畑
       

      柑橘畑内を冷水に下って行く        冷水浦の町並み               町中通り
    
       

      国道のトンネルを越え駅に出る
      
今回は沢山の写真でコースを紹介しました。長峰山脈はとっても良い山脈でした。
JR冷水駅から海南駅まで乗車、大阪に帰る先生達を見送り、帰路についた
今回の総時間は6時間半、手頃なハイキング登山でした。
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