岩湧山と猿の前栽
2016/12/28
炉端山友会5人



P8:40-権現滝-権現山09:58(ユックリと)-梨の木峠11:01-76号鉄塔12:40〜13:10-ダイトレ13:24-山頂14:00〜14:10
下山口14:35-林道15:55-路駐点16:13
総時間 
約7時間30分
年末も差し迫った28日、岩湧山の支尾根、権現山の猿の前栽から岩湧山山頂を目指し、下山をバリエーションルートの北尾根を下った
往路の登り尾根は、岩湧山に登る尾根では最長かもしれないルートだが、生活道が横切っていた尾根で、今も、通学峠や梨の木峠、梅の木峠等がその跡を残す。
下山は最短で横谷集落に下る北尾根で、この尾根はソマ道は無いバリエーションだが、下山利用は多いようだった
八時半集合と少し遅い時間だが、権現の滝先の凸地に集合して権現の滝に下り、滝下の斜面のワイルドなルートから取り付いた
  
昨夜まで雨が降り、滝下は水量も多く渡渉に失敗した仲間、長靴登山の知恵者はこの山を知り尽くしている
滝下の斜面を這い登るが、ルートには不確かなロープだが補助され随分と登りよい
  
滝上のルートと出会うが、どちらのルートも少し○危なワイルドルートだ
小岩にはロープが残置されている。
ふーと一汗流して突きあがれば、ソコは権現山で山城の跡とか、古いエアリアマップには山城跡と書かれている
  
権現山から南に少し下れば小岩が出る。
ソコがサルの前栽で城の前庭の意味だろうか
見晴らしは最高で、一徳坊山やその下の岩陵郡が美しく、西には槇尾山の山々が見晴らせ滝畑ダムの湖面が美しい
正面には目指す岩湧山山頂が美しく見晴らせる
  

 

下りこんだコルには小道が横切るが、この峠は子供達が学校の通学ルートだったと言う
湖底に沈んだ二つの村と廃村寸前だが横谷集落を結んでいたルートだ
 
ここからは一本尾根の単純尾根だが、現在地特定は難しく、登るに厳しくなるルートで、健脚向きルートとなってゆく
  
ダムサイトからハイキングルートが有ったと言う名残の休憩所が451mピーク横にある
小さなピークをアップダウンしながら、岩湧山を目指すが、地図で見るより登りは苦しい傾斜が多い
又、地籍の境界に植えたと言う、やま桃の木は大きくなり年月を感じる。やま桃の木は所々に有り今もその存在価値は大きい
  
二つの集落間の道だったのだろう。梨の木峠が今もその跡を残している。
真下には夕月トンネルが掘られ今は車でスイスイだ
  
小さくアップダウンを繰り返し登れば、コヤブ山は小さなピークだ。
コヤブ山から下りこみ、少し先に梅ノ木峠が出る。ソマ道風に今も残る。これも生活道だったのだろう
岩湧山の茅を下ろしたと言う鋼索線の名は、梅ノ木永久索道と言ったらしい
  
梅ノ木峠には名を記す物は無い。
ドンドンと登って行くが四人の女性は健脚だ、お口も健康で足よりお口が姦しい 汗、ワイワイ、ユックリと登る
 
鋼索線の残骸が出て乗り越え登るが、この先から胸突きの急傾斜、久々歩いた仲間は大汗だ
ますますユックリとユックリと山を楽しむ
 
この尾根を下った時は傾斜があると感じたが、これほどとは、立っているとズズズと滑り出した
オヨヨとストックを立てるが、マタマタ、ズズズ、急傾斜だ
  
Wリュックで登る健脚の仲間、高齢者三人は有難うでふー。
下手な歩荷より足腰に良いだろう。
左手谷の源頭部でトラバースで尾根を変える。尾根が変わったところに76号鉄塔が有る。風も少なくここで昼食だ。
各自リュックから出る嗜好品は美味しい
   
下山時間は四時予定だ。
小雪がちらつき、気温はマイナス三度と温度計を見た。
鉄塔管理道を登りきり、ダイトレ出合いの75号鉄塔から山頂を目指す。
  
人気の山だ。
平日のマイナス気温の山頂も若者や単独者がボチボチと登っていた
  
快晴では無いが、大阪湾から神戸、淡路。金剛山地は美しい
金剛山は白い化粧をしているし雪が降っているようだ。
  
東に下りこみトイレ前から火避け道を西に回り込み、鋼索線下から北尾根へと入る
入り口に小さな道標が有る
  
最初の斜面は急傾斜だが脚に優しい植林内、ユックリと下ると自然林が出る
途中で尾根が終わるようなところに出るが、右手東側にチョット○危な下りルートがある
  
後は尾根が細くなったりするが、状態は良い。
マークも打たれ踏み跡もあるが間違いそうな尾根分岐ではコンパスはシッカリ取った。
 
鉄塔が出る。
  
鉄塔道標に惑わされる事無く549ピークにコンパスを取ろう
尾根先ではマークに従えばソマ道に出る事が出来る
ソマ道に従って下ればもう林道は近い
  
この下山口はマークも何も無いがカーブミラー東側30m程度だ
  
横谷集落は限界集落か、新しい家は一軒で茅葺感じの古民家が美しい
林道を下れば、路駐の地点に直ぐだった。
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