紀伊風土記の丘
大谷山、大日山から矢田峠
2013/04/01

総時間3時間50分
駐車場-14:20取付き2時30分ー天王塚16:10-17:00−駐車場18:10
和歌山市の紀ノ川平野に長さ10km程度の独立した小さな山脈がある、西端には岩橋千塚古墳群が紀伊風土器の丘として整備され古墳や土器を整備した公園がある。日本でも有数の古墳群で整備公園内だけで430、山脈全体で約800が確認されている。
山は古墳を踏まないで歩けない程の多さだ。この古墳群のある前山付近は中学生の頃、笹をかき分け登り、穴の開いた古墳に興奮した物だ。今は公園になりその面影はない。
午後から仕事もなくゴロゴロとしていたが、フト思い立ち岩橋千塚から熊野古道が走る矢田峠まで縦走しようとふらっと家を出た。
岩橋千塚の紀伊風土器の丘駐車場にバイクを止めた。此処は午後6時にゲートが閉まり時間が気になる。
西端の大日山と大谷山に高圧鉄塔が建ち少し史跡公園としては珍しい形だ
駐車場から適当に大谷山の取付きに歩いたがこれが失敗でウロウロ、少し戻って車道を歩けば良かったと反省する
とにかく取付いた
  
大谷山を見る                  大谷山                   取付き

山に踏み込むとそこは畑跡で、昔の畑道にテープが巻かれ踏み後がある。少し登ると古墳だらけ、形が残る物、穴の開いた物、凄い数だ。学芸員に尋ねると、畑を作ったときに古墳が相当崩されただろうという。石積みの石や橋に利用されたのだと言うが、それでも凄い数が残っている。



小さな穴に体を入れ中を写した。少し怖かったが子供の頃を思い出す。この山は私の登山の原点だろう。
古墳見たさに南側から登った山だ。
大谷山の山頂は古墳で、公園から外れているが、好き者達が登っている。
少し大きな古墳だ。
下り込んで大日山に向かうが、大日山j自身が古墳で、和歌山県では最大級の古墳だ。
古墳の上には三等三角点岡崎がある。
公園を整備する前は中に大日如来が祀られていたが、今は外に出され祀られている
   

 
古墳の上からの見晴しはよい
公園内は整備は完全で道標に従って一番高い部分を歩いた。
この公園は健康歩きのコースとして人気が高い。
  
子供の頃南側から登った付近は前山と呼ばれる付近だったのだろう。背丈を超える笹の中に立穴が開きこわごわ歩いた物だ
 
古墳内を見学できるのが将軍塚古墳でヤヤ大きい。ライトが手動で点けられる
  
古墳内部
展望台からは紀ノ川平野や紀泉山脈が桜色に染め美しい
 
公園東端のトイレから、公園を外れ山にと入って行くが、以前はなかったがマークが付けられ踏み跡が出来多くの方が歩いているようだ。この付近も古墳が点在するが、やはり畑に開墾されて数を減らしている。
 
下和佐と吉礼を挟んだ炭波線道の古道が出る。この古道は子供の時によく利用したコースだろうが記憶は薄い
ここから廃棄の畑内を通るが、昭和60年代までミカンが作られていた
  
その時のケーブルやモノレールが出る。
この付近から三角点 天王塚古墳を越える付近はブッシュだが、テープ沿いを進めばルンルンだった。
大きな貯水タンクが出て、その東側が四等三角点、天王塚だ。古墳の天王塚古墳の上にある
周囲は凄い竹だ
  
等級種別 四等三角点 基準点名 天王塚 
北緯34°13′24″.4949 東経135°14′15″.4360 標高153.80
所在地 和歌山県和歌山市西字杉谷1281番
テープに誘われれば竹藪内も歩きよい、コマメに打たれたテープは賑やかだがこんな場所では助かった
  
昭和60年代までミカン園だったこの山はその時の設備が残り道も残っている
尾根中央にマキセだろうか土が盛られて北側が溝の設備が尾根中央を走る
 
気付くとあれだけあったテープや目印が消えた。
どこかに下山して行くように打ってあるのだろうか。東に歩けば矢田峠が出る
その手前の広い垰に地蔵が祀られていた跡が出た。此処も峠だったのだろう
東に進とアララこれは知らなかった。
矢田峠の掘割り、切り通し上に石仏と3mの高さの石版が出て、文字が書かれている何だろう。
今市役所に問い合わせ中だ。
石仏も古い感じで、本当の熊野古道がこの高さを通っていたのだろう
 

矢田峠を北に下り、熊野古道を少し歩き、左手に縦走尾根を見ながら村中の道を歩いて戻った
用水路には、紀ノ川から鯉が下り来て泳いでいる。
のぞかな里は歩くに楽しい
  
余談だが、25年程放棄されていた畑だが、八朔が竹藪の中で枯れずに残って今も実を実らせていた
一つ頂き喉を潤したが、自然なあじはモウ最高だった
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50m
メッシュ(標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
 (承認番号 平23情使、 第799号)」