百間山、三森山、バリエーションルートを廻る
三つの三角点と三つの尾根
ショウタンとご近所さん
2009/02/22
コース略図

コースタイム
三角点、大内谷 09:00
百間山 10:45
三森山 12:10-12:54
三角点、井谷 13:20
下山口 14:00
測量点628m 14:50
野々垣内 15:50
箕谷橋 16:30
「この地図の作製に当たっては、国土地理院の承認を得て、同院発行の『測量成果』を使用したものである。(承認番号 平20業使、第543号号)」]

日置川支流の安川沿いに三森山と嶽山の谷間に下川上地区がある。今回安地区の安川に架かる箕谷橋を渡った正面の尾根先から取り付き、四等三角点大内谷を踏み、百間山に突き上げ、縦走尾根を三森山に縦走、さらに四等三角点井谷を踏んで引き返し、標高850mのピークから野々垣内に下山する周回ルート、コースは思ったより歩きよくバリエーション好きな四人はルンルン、楽しい1日だった
箕谷橋を渡り左手に簑谷林道、右手に野山谷林道が走る。左手直ぐに路駐スペースがあり駐車して右手の野山谷林道を300m程度入った尾根先から尾根を登り四等三角点に向かう。
尾根は歩きよいい尾根だ。下草も払われていたがダンダンと傾斜が出だし、三角点手前では急登と成った

                                箕谷橋と野山谷線の道標
          

                               取り付き付近と尾根の様子
          

                         尾根の様子と途中に古いテレビアンテナ跡があった
          

四等三角点大内谷はフェンスの向こうにあった。夏場なら点を探すのに時間が係るだろう。
周囲はススキに覆われていたがGPS観測の為周囲は刈り取られその場所は分かりよい

          

 
基準点コード TR45035458001  選点 平成17年10月11日
点名 大内谷 (おおうちだに) 埋標 平成17年11月9日
種別等級 四等三角点  観測 平成17年11月19日
基準点成果
成果状態 正常 
地形図 田辺−栗栖川 
測地系 世界測地系 
緯度 33°44′29.7998 
経度 135°37′38.5703 
標高 682.23 m
基準点現況
現況状態 正常 、保護石4 所有 個人山
所在地 和歌山県田辺市下川上字冷水670番地 通称 大内谷

三角点からは常緑樹林帯に入り薄暗くなる。今回は立ち木が払われ踏み跡があったが木が育つとブッシュとなるだろう。測量点703m付近に出ると植林で急に明るくなるがここからは踏み跡はない。慎重に常緑種のブッシュを分ける。そんなに通行は難しくない
尾根を外さないように歩くが簡単な尾根だ、途中間伐材が倒れ歩きにくいが少し尾根を外せば簡単だった
又途中で東側が開けた所からは東の尾根が綺麗に見渡せた

          

やがて大きな石の多い尾根となり、笹ブッシュと成って行くがそんなにたいした物では無い
この付近は大型獣の足跡がありました。
          

登って行くとテープが打たれていた、想像するに野山谷林道から登られた方が残した物だろう。770m付近からテープが出だしたからだ。又この770m付近から尾根はダンダンと痩せだし登りも一級な物になって行くがロープなどは必要ないだろう
立ち木が多く岩を登るには助かった
                    
          

動画の傾斜を登りきると直ぐに百間山と法師山の縦走路に出る。百間山は立ち木はないが笹がジャマをして見晴しは少ないが、ソコソコの見晴しを楽しめる。私は木に登り上り尾根を写してみた。

          
                                    登り尾根の写真
                         
 三角点成果状況から三角点は何度も測量や点石を交換した事が伺える。百間山は人気の山、山頂の土が流れ三角点は大きく土からはみ出していた。保護石の変わりに丸太が三角に組まれ土の流出を止めていた
日本の地形を知る上の大切な物だ。このページに突き当たり三角点の大切さを認識して頂いた方みんなの力で守って行きたい物だ                    
基準点コード TR35035456001  選点 明治36年5月25日
点名 百間山 (ひゃっけんざん) 平成11年8月7日
種別等級 三等三角点  平成16年10月26日
基準点成果 旧観測日 明治27年8月8日
成果状態 正常  旧設置日 明治36年10月3日
地形図 田辺−栗栖川 
測地系 世界測地系 
緯度 33°43′40.9684                  
経度 135°37′52.723                  
標高 999.39 m                        
所在地 和歌山県西牟婁郡大塔村大字熊野字神平垣内1286番地(現田辺市) 所有者 株式会社 トーメン
百間山で一休み、ここからは尾根縦走、三森山に向かうコースは簡単だが半作嶺から大塔山までの人気縦走の間では人気が薄く、尾根もブッシュ気味だ。冬季なら問題がないがそれでも笹はジャマになる
                         笹ブッシュの様子と途中にあった氷ったヌタバ
           

この尾根の縦走路の特長は北が切り立ち南の傾斜は緩い、北側の傾斜は一級の物がある

           

振り返れば百間山が美しく尾根は独特の様子を見せる

          

949mの測量点を超え三森山の東のピークを登り下り最後の登りを登りきると田辺市の三角点図根が現れその上に巖稜の三森山主峰が現れる

          
                         
山頂はツアーグループで満員だ、山を商業化する事には少し抵抗があるショウタン、少し先で50分の昼食休憩、団体さんが下山して行く、ここからは尾根は細く又痩せ団体さんは大停滞、
ショウタンは勝手知った捲き道で前に出た。目指す四等三角点を特定して下山尾根を特定しなければ成らない
四等三角点井谷は尾根上にあり簡単に見つかる。

                         

点名 伊谷  選点 平成11年7月01
種別等級 四等三角点  埋標 平成11年7月29
基準点成果 観測 平成17年11月20日
成果状態 正常  標高改測 平成17年11月20日
地形図 田辺−栗栖川  旧観測 平成11年8月20日
測地系 世界測地系  所有者 共有林(代表個人)
緯度 33°43′50.1135 
経度 135°36′36.4381 
標高 845.09 m
ジオイド高 39.99 m
基準点現況
所在地 和歌山県田辺市下川上字野々垣内1278 
三角点から東に引き返し、次のピーク850mから北に降りるがここで少しルートを間違う。同じような尾根が北にはせている
少し早とちりのショウタンここだと下ってみたが方向が違う、登り返してもう少し東に下り尾根を見つけた
下り尾根は測量がなされ、田辺市の三角点測量図根が2ヶ所もあった

最初はヤヤ急傾斜な尾根だがダンダンと優しい尾根に変わって行く、尾根は感じが良い、

           
ドンドン下り測量点628mには田辺市の三角点測量図根がありGPS測量のため植林は大きく切り開かれている
ここで一休み、ここからヤヤくらい植林帯となり測量時に刈り取られた道も悪くなって行く
途中で尾根を法傳寺方向に下ろうと下って行くとシダブッシュ、おまけに植林はマダ小さく枝打ちされていない。小枝が顔の前に来る
これはかなわないと西の大きな木の植林帯に方向を変え野々垣内を狙う。これが正解だった

                            測量点で休憩する二人と小さな植林帯
          

                                 野々垣内付近の様子

          

村内の道を下山予定の法傳寺下を通りクワハラ橋を渡り県道を車デポ地の安地区方面に歩いた

          

                               クワハラ橋から見た三森山

                        

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