果無山脈縦走 

ヤマセミキャンプ場から昴の湯まで

2007/03/01〜02

シマヤン、ノブヤン、ショウタン

和田の森、1049m 安堵山、1183m 黒尾山、1235m 冷水山、1261.9m 公門の頭、1155.4m カヤノダン、1178m ブナの平、1121m 

石地力山、1139.5m

                                     第1日目コースタイム

丹生ヤマセミの温泉ヤマセミキャンプ場〜小森登山口車
小森登山口11:35ー和田の森12:45〜13:15ー安堵山14:25〜最低鞍部14:40〜車でキャンプ場に


今回シマヤンの提案で果無山脈を縦走する事になった。色々と考えたすえ先ず第1日目は一台の車を、下山口の十津川村の昴の湯にデポ、後一台の車で小森登山口に県道735号を使って移動、ノブヤンとショウタンは小森登山口から和田の森、安堵山、広域竜神本宮林道の最低鞍部と縦走。シマヤンは車を広域竜神本宮林道の最低鞍部に廻し最低鞍部から安堵山、和田の森、小森からヤマセミキャンプ場と縦走、車でノブヤン、ショウタンはキャンプ場に帰る。ヤマセミキャンプ場キャンプ泊で計画実行した。

                                     第2日目コースタイム

丹生ヤマセミキャンプ場06:30車で最低鞍部に移動車をデポ、登山開始06:50ー黒尾山07:20ー冷水山08:00ーカヤノダン08:40−公門の崩09:10ー公門の頭09:40ーミョウガタワ10:30ーブナの平11:41〜12:30ー石地力山12:53−果無峠13:30ー果無観音堂13:55ー果無15:00ー吊橋15:30ー昴の湯15:36

第2日目は、車で最低鞍部に移動、車をデポ、最低鞍部から黒尾山、冷水山、公門の頭 カヤノダン、ブナの平、石地力山、果無峠、果無峠から小辺路を果無、柳本、吊橋、昴の湯と縦走、昴の湯からデポ車で国道168に出て発心門王子から広域竜神本宮林道を最低鞍部のデポ車まで帰り帰路についた。




地理院地図にリンク

第1日目記録

シマヤンに車で小森登山口に送ってもらい私とノブヤンは和田の森に向かう、シマヤンは車を広域竜神本宮林道の最低鞍部にデポ後逆歩き小森に向かう。このデポ地点や登山口、最低鞍部などはシマヤンが先に下見をして下さっていたからスムーズに行ったが、地図で探しながらでは少し難しい。又県道735号はクネクネと細い道が続く疲れる道だ、帰りに発心門王子社から広域竜神本宮林道で最低鞍部に帰ったがこちらの方が車は走りよいが落石は非常に多い。又冬場は凍結があるようだ


小森登山口、

  

小森登山口から和田の森1049mまでは500mを一気に登る。登りきると後は緩やかにアップダウンを繰り返しながら縦走は続く

  

和田の森まで1時間10分とまずまずのタイム、しかし一汗かく傾斜で和田の森1049mまでは水平路はない。ただひたすら登り道だ
山頂は、綺麗な自然林で見晴らしはない。少し早いが昼食をして休息もそこそこに安堵山1183mに向かう



和田の森から少し行くと北北東方向に前日降った雪で白くなった釈迦ケ岳や大峰奥駈道の尾根が綺麗に見える地点に出る。この北側真下に地図にはない林道が走っている。この林道に出たり入ったりしながら安堵山1183mに向かう。和田の森から林道に出てP1150に入り又林道に出て安堵山1183mに取付く。

釈迦ヶ岳と奥駈道



P1150には少しブッシュがある

 

再び林道に出て安堵山1183mに取付く



安堵山から又林道に出て少し行くと最低鞍部に出る。最低鞍部は地図にない林道と広域竜神本宮林道の交わる所に鎖がはられているからすぐに分かる

地図にない北側の林道と最低鞍部
 

キャンプ場に帰り、テントを設営、ショウタンは13年前のツーリングテントを張ったがマダマダ丈夫で暖かかった。設営後丹生ヤマセミ温泉で汗を流し宴会用テントでシマヤン特製寄せ鍋で盛り上がった。夜は放射冷却で相当冷えた。

キャンプサイト風景
 

丹生ヤマセミ温泉



第2日

朝4時におきてテントをたたむが霜でテントは白くなっていた。気温は低いだろうが風は無い、早速雑煮で餅をほうばり朝食、ゴミ整理等を済ませシマヤンカーで最低鞍部に向かう。最低鞍部着6時50分、すぐ準備して縦走を開始する。一つ不思議な事が有った。標高のある鞍部の方が気温が高かった。又夜露を覚悟したが風があったのか露がない

林道横の階段から取付く



すぐ上にキャンプ地が有るが水はない、ここから見た朝の紀伊山地は本当に山又山の山の半島、少し曇ってはいたが太平洋にかかる海雲と雲海のすばらしさは山に来た人へのプレゼントだろう



尾根は果無山脈の最高山 冷水山1261.9mまで登りが続くがそんなに急な登りは最後まで無い。すぐに黒尾山1235mに着く
前方に木立の間から冷水山が望める。

 

景色が開けるとマダ山々にはガスがかかり紀伊半島独特の景色は本当に美しい
小さなコブを越えて少し登りきると見晴らしの良い果無山脈最高山、冷水山1261.9mに着く

 

 太平洋や世界遺産奥駈道の峰々の見晴らしは最高でした。

  

小休止して
カヤノダンに向かう。途中に水場が北に10分ほど下った所に有るカンバンがあった

水場の標識


道は本当に歩きよい、又ヒメシャラの木は面白い格好で迎えてくれる


下りが続く
カヤノダンの標識前を通るがカヤノダン1178mは高度から推測して100mほど上のコブではないかと思うが縦走路に看板が立てられていた



続いて公門の崩(ツエ)は小さなコブです。朽ちた看板が有った。付近の南側は山肌が崩れていた



ここまでの道は本当に歩きよい

尾根上に三角点がある所が公門の崩の頭1155.4mこの登り5〜6分だかナカナカしんどかった。
又縦走路は公門ノ崩ノ頭を巻いてはいるが踏み跡は尾根上の公門ノ崩ノ頭に向かっている。

公門ノ崩ノ頭からはしばらく踏み跡をたどる。
テープが打たれてはいるが道ではない。進んで行くと知らない間に尾根道に出ていた。



次のP1117は巻き道はあるが、巻き道は不明瞭、少しガンバッテP1117mを越える方が良い。どちらもミョウガタワで出会う。
シマヤン、ノブヤンはP1117を巻き私は1117mを越えた。

P1117m手前の見事なブナの木



ミョウガタワでシマヤンと出会った。別れるときは無線で連絡は取る。ミョウガタワで小休止



この付近も道は歩きよい



しばらく行くと源助の墓の看板に5分と有り、ショウタン一人で8分下ってみるが墓は探せなかった
古いテープが打たれていたが登り返す事を考えると8分が限界でした。傾斜はすごい

無線で連絡、シマヤン達はブナノ平1121mに着いていた.。ブナノ平の手前の百前森山の分岐付近は少し急坂です
ブナの平に着くとシマヤンが湯を沸かしお昼の準備をしてくれていた。ラーメンおにぎりの簡単な昼食で済ます
ブナの平は熊野川や本宮町が見え景色は抜群でした

ブナノ平 1121m
11時41分から12時30分昼食、休憩
  

緩やかに登り石地力山1139.5mに向かう。石地力山からは歩いてきた果無の峰が見事にふり返れる



石地力山1139.5m

  

石地力山から下り込むと、大峰奥駈道と参詣道の世界遺産小辺路の果無峠に出る。

 

果無峠から果無、柳本、昴の湯と小辺路を下って行く。
途中の観音堂には水とトイレがある。

小辺路観音堂と水場

 

ドンドンと下ると小辺路果無峠登山口に出る。この付近で車道に出てしまい少し回り道をした。
車道を果無集落まで歩き果無から再び小辺路にはいり石敷き道の小辺路を柳本まで下るが、
この付近は見事な石敷きの道があり特に果無から柳本までの苔むした石畳は見事な物があるが、
傾斜は疲れた足に相当堪える急坂でした。

熊野参詣道小辺路(果無峠)登山口

 

果無の集落

  

苔むした石敷き道(地元の方は石敷き道と呼ぶ)



柳本から吊橋を渡り昴の湯に帰りデポした車まで発心門王子から林道を通り帰りました。

 

2日目は8時間50分と休憩も少なくなく歩いたためか少しハードに感じた

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