十二柱神社から
白山、巻向山、埴土山、初瀬山
2014/12/05

十二柱神社8:10-ダンノダイラ09:20-奥の不動寺09:45-白石山ピーク10:15-尾根10:38-ピストン時間20分-巻向山11:10〜11:52-
埴土山12:08-高山神社12:21-初瀬山13:36小休止-アンテナ14:50-磐座15:04-十二柱神社16:10
総時間8時間休憩含む
11月27日に登った巻向山と同じ、日本で最初の相撲を執って勝ち組に成った野見宿禰の五輪の塔と、力士が狛犬を支える狛犬像がある桜井市出雲の十二柱神社から取り付いた。
この神社は、今回の目的の一つ、ダンノダイラにある磐座(いわくら)を遥拝する所だった。
前回磐座を見損ない、コノ磐座を探すのと、初瀬山に登るのが、目的だった。
十二柱神社から伊勢街道を西に歩き、コンビニ裏手から写真の道に取り付く
今日は相棒がいる。腰痛も少しは大人しくしているだろう。


                       
写真の舗装路を北に登る。雄略天皇の詠まれた万葉集の巻頭の歌が詠まれたという地点から、景色を楽しみながら目的のダンノダイラに向かう。一度登ったダンノダイラの地点がよく見える。なだらかな尾根は、青垣の峰とよばれるにふさわしい
振り返れば、金剛山や音羽の峰、奈良の盆地が見張らせる絶景の道だ
 
見た目よりは急傾斜なコンクリ舗装の道を植林内にはいる。
途中に意味不明の古い石があるが??當村?兵衛と人名が書かれているようだ
 
舗装が切れ、山道に入るところに、ダンノダイラとアンテナ基地と道標が出る。
アンテナ基地に向かって登ればダンノダイラ正面の出る
 

前回奥の不動に向かったためにダンノダイラの位置を探すのに苦労した

 
ダンノダイラは前回の記事に書いたように、天壇や磐座があり、古代出雲からの民が移り住んだ地点で、山頂ながら集落を形成した地だそうだ。埴土山と呼ばれる地点で土を採取して埴輪を作ったとか


天壇の上部写真
天壇や地形を楽しみ、磐座はダンノダイラの東端にあると書かれている。コノ地点は後回しにして、小道を奥の不動寺に向かう
途中の尾根にある磐座の一つであろう注連縄の張られた小岩を見た
 
直接奥の不動寺に下るところは道がヤヤ荒れている。
境内に直接下った。
 
境内で服装調整していると、今日も獅子脅しの音が、コットンポカッ。私だけではなかった、S子ちゃんも驚いた 
奥の不動寺から階段を下り、駐車場から北の林道に入る所に、白山と巻向山(まきむくやま)の道標がある
白山に登る。
 
白山は金剛のとんずる峰の小型版だ。
486mピークに向かい、ここで読図、このまま尾根を通せば巻向山にコースが出来てるであろうと予測を立て尾根を登った。
極一部は笹が生えこんでいたが、踏み跡はバッチリでマークも多い。
何処で、林道に出るかは不明だったため、ふみ跡をたどった。
途中でトラバースだろうの予測は外れ、国土地理院新マップに乗る墨破線道尾根まで出た
 
尾根に出たところに写真の道標がでた。たぶん、奈良山ネットと書かれた道標の主が揚げたものだろうが、弓月山、本峰??分からないから、とにかく本峰ピークは直ぐ左手のピークだろうと、探索に向かった
ところが、コノピークには巻向山なる小さな山名板があがっている??


 
帰って弓月山を検索すると、万葉集や古歌に出る山の名前らしい。大峰の千種岳同様に所在不明の山らしい
もう少しと北西に尾根を歩くが、どうやら512mピークではなかろうかと諦めて引き返し、巻向山に向かった
と途中に、奈良大学ワンゲル部が作った古い従走路道標が出た。ワオー

 
竜王山までの従走路がここだったのだろう。始点は不明だが面白そうだ
倒木の間を抜けて林道に飛び出した。ここには目いっぱいのマークがある。
たぶん、巻向川からの登山道として本峰を利用しているのだろう。
少し林道を右手に行くと巻向山登山口の道標がある。一登りで三角点のある山頂に出るが、見晴らしはない
登山口

点の記
三等三角点 点名 巻向山 緯度 34°32′29″.9918 軽度135°53′13″.4730 標高566.87 
選点明治36年4月28 埋設明治36年5月6日 観測 明治36年9月8日 改測 平成20年4月15日

所在地 桜井市大字辻752-1
雪がチラチラ、冷たいがS子ちゃんと美味しい昼食だ。
ショウタンの豆ご飯オムスビとS子ちゃん御新香オムスビを交換してワイワイ、初瀬山のコースを探る
林道を北に下ると、左手に注連縄に囲まれた意味不明のサークルが出る。少し気味が悪いが、落ち葉は綺麗だ

とにかく寒い、グローブを忘れたショウタンは軍手を借りてさす。北風が寒い
林道が分かれ左手に下り直ぐに写真の分岐、この奥に埴土山が出る。
不思議な穴あき石が目印で、地形は山とは呼びがたいが、付近の土は赤く、白いものが光る
三輪山とよく似た光り方だ。
 
右手東側の谷を越えて林道に登り返す。
林道に出て右手下に、とどろきの渕の池が見え高山神社の社が見える
林道を進み下ると鳥居前に出る

@地図 (林道を下らないで、尾根に入りそのままマークに沿えば初瀬山に行ける破線道が、旧マップに書かれている)
  
高山神社でお互いに読図してそのまま林道を下り、赤矢印で初瀬山に向かおうとコースを取った
ところが、ショウタンの地図、国土地理新マップとS子ちゃんの地図旧マップとが池付近の道と池の位置少しずれている
そんなことを気が付かない二人だ。
@地図
アバウト地図です上下
A地図
ショウタンは池から下って三叉路があると思っている。S子ちゃんは直ぐに道が曲がり下ると思っている
少しおしゃべりが過ぎ、道が曲がった事を気が付かないショウタン。アレ、方向がおかしいと気が付くが、S子ちゃんはそれで良いと言う
ウン、ショウタンは、道にコンパスを取ると方向が合うが三叉路が無かった??、
S子ちゃんにショウタンの地図を見せると、S子ちゃん??アレ道が違うと二人の頭がパニックだ
と左手に小道があり、地形からこの道だろうと東に入った。
とにかく高山神社からドンドン下り三叉路が出る手前30mを東、左手に入り、道なりに登れば見事なマーク道が出る
途中は少し笹が生えたいるが問題は無い
新マップは細かく道が載り過ぎの感が有るが、いいときと悪いときがあるようだ

後日の12月9日に歩いた、紀泉山脈三国山からの下りでも実線道分岐が載るショウタン地図と、オール墨破線で描かれた旧マップの違いでアルバイトをしてしまった二人だ(次回の記事)

 
尾根からマークに沿って濃い踏み跡を登る
山頂は雑木の伐採で最短で登れず大きく廻って登った。
白河に下る道も笹に隠れていたが、ふみ跡は濃い
そのまま引き返し、二人の地図の違いを確かめたが、位置はショウタン地図が正しいが、登山としてはS子ちゃん地図のほうが見よいようだ。
そのまま林道を引き返し、巻向山登山口から一下りして、正面にラミネートされた字の消えたものがぶら下がったカーブから、アンテナ尾に入るが、この地点の読図は難しい
 
ここからアンテナ尾へ↑

アンテナから尾根をマークに沿って下るが、激下りのスベスベ斜面、と直径2mばかしの岩に注連縄が??


その時、左手を見たS子ちゃん、ショウタン、あそこ磐座が、上下2段位なった磐座が出た
  
付近の小さな岩にも注連縄が巻かれている。この付近の岩はすべて磐座なのだろう
下側の岩にはクラックが走り古さを感じる
 
又、この程度の岩が信仰の対象になるとは??
ショウタン的に、今は植林の中で苔生し古い岩の塊だが、石英質の多い花崗岩は、当時一部にペグマタイトを含んで白い、岩は山肌に光っていたのだろう。その白い石を溶かすと、勾玉ができる事を知っていた出雲の古代人は、神と崇めたのだろうと、ショウタンはロマンが大好きだ

拝伏場跡は分からなかったが800m谷に下る大巳貴神への道は分かったが、時間の関係で下らなかった
登った道を出雲に下る
登ったときはそう思わなかったが、急傾斜のコンクリ道、ショウタンもう腰は治ったとS子ちゃん。思ったより時間がかかったが、今日も楽しい登山だった
 

 
戻る