俵石廃村から烏帽子山
2012/03/11
A-teamにて

コースタイム
登りはじめ08:40-俵石登山口09:07-烏帽子山12:25
下山
12:53-大杭峠13:36-登山口16:12-車16:30
総時間、7時間50分
久々のA-team 山行に参加した。
目標は光ヶ峯だったが、体調不良や、古傷の痛み等、目標の光ヶ峯を敗退した。敗退の判断は正しく、ルンルン下山のコース予定だったが、大杭峠から俵石までの古道は、去年の大水害で、ルートは流され、倒木や流木が行く手を阻む、もしヘッデン下山に成っていれば、いかなA-teamでもルート下山は難しいだろう
当分は、俵石〜大杭峠コースを利用するなら、少し時間の余裕がいるだろう
阪和高速から田辺市に降り、R311号の中辺路を通り、熊野川沿いのR168号に入り、相賀口から高田川沿いを高田グリーンランド前に向かう。ソノ県道230号線終点が、俵石登山口だが、水害の被害で、道が痛み、登山口手前1.4kmまでしか入れなかった。途中の311号線沿いも、水害の爪痕が凄いが、R168号線沿いの熊野川を挟む山々の谷は、全て流され、新しい滝が出来たり、元の滝が変形したりと、水害の大きさに目を見張る。

車乗り入れ可能地点をマピオンにリンクしておきます
とにかく登山準備をして、傷んだ道を登山口に向かう
  
この県道230号線から、大杭峠を越えて、那智勝浦の市野々までは、相当な古道らしい。歩き始め地点に珍しい石仏が、前には高田川に架かる釣り橋がある。
登山道(古道)を道標に従い、俵石廃村跡に向かう。多くの廃村を目にしたが、ここの廃村の規模の大きさには驚く。廃村中を歩くが、古道は小さく枝分かれしている。テープや道標に忠実に有る事をお奨めしたい。
今回は、俵石村中に出るまでに、谷が流れ落ち、橋や道が寸断されていた。

  

古い住居跡が出る頃は、被害もなく昔の形を残していた。
烏帽子山へのルート案内が出るが、大杭峠に向かって細い古道を進む
  
昭和40年代頃まで、この集落の田畑は作られていたのだろう。廃屋の中には、電気釜や冷蔵庫、餅つき器、等が有った。ただ山中だからか?よく他の廃村で見かけるプロパンガスの設備がなかった。
又道沿いには、ごく初期の小形耕耘機が捨てられていた。このころは、回転鋤きが無く、カラスキと言われる牛で土を掘り返す道具が、機械に変わっただけのごく初期の物だった。
ここまでは順調だったが、途中から脇道に入りコースを外してしまった
普通なら、引き返し目標ルートに戻るのだろうが、リーダーはこれ無視して、ガレ沢をドンドン登って行く、
登りきれば、烏帽子山に出る。そんな理由でリーダー任せのコース取りだ
このバリエーションが面白いと、喜びを満面にに出すT女、とにかくこのルートの再現性は低いだろうが、面白いガレ沢倒木ルートだ。ヤット思い出したように、烏帽子山直登尾根に登るリーダー

この付近からの地図


地図@付近から↓の様子
  

地図A付近のガレ沢から目標尾根に登る付近
 
地図B付近小岩、問題なく横を巻けるが、やはり登る程に急傾斜だが、小道はよい
通常の、俵石ルートの尾根に出て、直ぐ上が山頂だ
山頂には、一等三角点帽子石山が有る。点名が帽子石山とは面白い、山名はこの名が正しいのか??

等級種別一等三角点 基準点名 帽子石山
北緯 33°41′46″.0132 東経135°54′03″.0329 標高909.55 選点日明治28年5月30日
所在地 和歌山県新宮市大字高田字高山3052番地
食事を済まし、少し遅れた時間を取り返すように、大杭峠に向かって山を下るが、これが急傾斜、途中で海が見晴らせる小岩が出る。
  
この付近で、痛めた古傷の足首が痛み出す。
地図C付近↓
  
途中で、急ぎすぎたのか、分岐を行過ごし、アララと引き返す。テープや踏み跡に誘われて、大杭峠に出たが、リーダーも痛めた足の調子が悪いし、時間的な事から、光ヶ峯を次回の楽しみにと、大杭峠から俵石に向かう
 地図Dの大杭峠の写真
大杭峠から下ると、アラ道が、沢が、アラーー大荒れに荒れている。地図E〜F付近の写真↓
  
このコースの経験者のT女、ルンルンの小道だったのだが、と、コースを探しながら、流木の上や横を下るが時間が係る
無理して、光ヶ岳に行かなかった事が正しかった。もしヘッデンならこのコースの下りは相当難しい物になっただろう。
あそこだ、ここだと歩きよいコースを取りながら、俵石に戻るが、俵石からも谷は流され、小道は荒れていた
  
登山口に出るが、この先の車道も痛みが激しいが、古傷の痛みがそれより激しい
下山後、高田グリーンランドの天然温泉で汗を流して帰路についた
高田グリーンランドの温泉は、痛みに良く聞くと有ったが、良く効いたのだろうか、今日の痛みは少なくなっていた
 
道は荒れていたが、道横に咲くアオモジの花は綺麗に目を楽しませてくれた。
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図
   画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ
   (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。