大峰、大日岳大日如来像修復砂持ち上げ

釈迦ヶ岳、峠の登山口から深仙平、
2018/07/0単独



大日岳大日如来像、倒壊防止作業中の新宮山彦会員
大峰奥駈道にはオニ雅と呼ばれた強力の岡田雅行先達がいた。
オニ雅は今では考えられない険路の前鬼古道、牛抱え道から四つの仏像を単独で大峰の靡きに持ち上げた
釈迦ヶ岳の釈迦像、像の鼻の不動明王、大日岳の大日如来像、千手岳の千手観音像だ
釈迦ヶ岳釈迦像は2007年7月に大修復が成され、訪れる方が少ない千手岳の千手観音は倒壊していたものを近畿山岳愛好会の手によって修復され今回、大日岳の大日如来像を修復している。像の鼻の不動明王像は小さな仏像ゆえに痛みは少ない
   
心臓の弁を修復して快調とは言えマダマダ半年、元来の体力は半減している
焦らず体力回復に努めていいるが、私の所属する新宮山彦ぐるーぷが一丸となって、大日岳の観音像を修復している。
仕事や家事の都合でこの修復作業に参加できないでいる今、せめて砂の一粒だけでもと、体調の良い目覚めの朝釈迦ヶ岳に向かった
天気とくらすの天気予報は、釈迦ヶ岳は登山日和のマークで、少しでも涼しい時間にと朝4時に家を出て、峠の登山口に7時に着いた
一組の登山者がいたが、上は雨でガスも濃く引き返したという
砂運びの意味を説き、後日の協力をお願いすると、ヤマップに其のニュースを流して下さると言う
感謝だ。
 
今の体力からして、事故無く担げるのは10kg程度、砂1.7kg×4個と水1.5L、昼食で略10kg、雨具はヤッケのみとして安全装備は持たなかった
三角巾とタオルがあれば怪我には対処できるだろうとこの二つは持った
登山口は小雨がぱらつく
 
雨が降って喜ぶのは蛙だけか、浮かれて木に登る蝦蟇、
太尾の1434ピークまでは良かった。尾根が北東に向きを変えると、強風と雨粒が大きく成りだした。
北西なら風も冷たいが、南東なら暖かいとヤッケをはおり、ユックリと深仙平を目指す
 
旧登山道との出合いでは、旧登山道は危険との表示跡が有るが、旧登山道こそ釈迦ヶ岳への醍醐味を感じられるルートで、使用しなければ廃道と成ってしまうだろう。現に最古道の不動小屋山ルートは廃道と成っている。
其の準備をして登れば旧道は楽しいルートだが確かにスカートをはいて登るようなコースでは無い
ガスが濃く雨が降るが、雨は雨で見せる景色は美しい。
特別な大雨や強風で無い限り釈迦の太尾から取り付けば、上級者なら問題の無いコースだ
 
姫笹が勢力をのばし登山道が見えにくい所もあるが、足運びの慎重性を学ぶのには良い
整備整備と整備ばかりすれば、最後は舗装までしなくてはならないだろう
時間を競うような登山をしなければ、笹原コースは楽しい
 
古田の森に突き上げた古道のコースを時には登られる方も多くあるように感じた
新宮山彦ぐるーぷの玉岡憲明氏が上げた千丈平の道標は朽ちる寸前だが、新しく上げられた物が有り其の場所は健在だ
行者の水場下に砂の一時置き場が記されている。
ありがたいことに五袋も運ばれていた。昨日も雨だったはずだ
 
此処からトラバースで深仙平に破線道が走るが、廃道同然で踏み跡が頼りの道だ。
この山の持ち主でも有るほんみち教の青年部の方たちが崩れた小谷の橋を修復してくださっている
この橋がなければ、下巻きの難路と成るところが有る
 
ユックリと心拍数を上げずに歩けば快調だ。
登山はユックリ歩けば早歩きで見えないものも見えてくる。
ヒメチャラの花が落ち美しい
 
深仙平はガスと雨、ずぶ濡れの状態だが沢登の事を思えば寒さなどは無い
大日岳山頂まで砂を持ち上げるにはこの雨では危険と判断した
灌頂堂横に砂をデポしてその旨を帰宅後川島代表にTELしておいた
前日もこの雨のなか作業があったが仕事で参加できなかった私だ
灌頂堂は行者の修行の場、一般登山者は避難小屋を利用しよう
 
傷みが激しかった避難小屋も窓とドア整備ソーラー電池電燈、中は随分と明るくなった
この作業も新宮山彦ぐるーぷの奉仕によるところが大きい
小屋にはトイレは無い、スコップや小さなトイレ用穴掘り具が置かれている。
小屋から出来るだけ離れて使用してくださいと有る。
ブランド品の速乾性シャツでは無いが、其の効果は大きい。休憩中に温かみが感じ出した
とりあえず行動食で疲れを癒した。

帰路は釈迦ヶ岳に登ってみた
深仙平から釈迦ヶ岳までの登り返しは険路だ。空身のリュックは軽いがやはり心拍数が上がると呼吸は荒くなる
約300mの登り返しだ。100m20分歩行で登ったが二度ほど立ち休憩を要した
 
この標高差300mが釈迦ヶ岳のシロヤシオ、赤ヤシオ、又は其の紅葉の美しい所だ
長らく其の姿を見ていない。秋に来てみたい所だ
11時10分〜12時20分の時間でジャスト100m20分歩行だった。
今の私の歩行時間だろう。
  
山頂に着くと小雨が止んだ。
法螺の音が聞こえると直ぐに吉野竹林院の行者達が登って来た
並んで勤行を唱えるが、アヤフヤなショウタンだ。

この釈迦像も修復して間もないが、台座の石積みに登る方がいるのだろう。石が崩れ台座そのものが浮かびだしている
非常識登山者も多く成りだした昨今、少し悲しい
行者達が前鬼に向かって下っていった
やんでいた雨も本降りになりだしたが、石を拾い集めて台座に戻した。
小さなページに登らないでと書くだけ無駄なのだろうか
サラサドウザンが美しく雨にぬれていた
 
少々の雨では太尾には災害は無いだろうが、下山の林道栗林線の落石が気にかかる
少し下山を急いだ
 
 
鹿の間引きが進んでいるのか、鹿は少ない
熊の多いこの山は単独では一番気にしなくてはならないだろう
下手な口笛で音を出す。鹿が怪訝に見ていた
 
一度旧登山道を登ってみようと思いつつ帰路を急いだ。

総時間 7時20分から14時50分の7時間30分だった
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