田辺梅林、石神の郷
大蛇峰から白木尾山周回
2013/02/05
ショウタン

和歌山県田辺市の田辺梅林石神の郷展望台が、大蛇峰と言う名がある事をブログ、熊野の山々を書くkisyuさんのページで知った。それだけならあまりにも簡単と少し山を越え、みなべ町の名之内に下り、白木尾山に登った。
この山域に清川石という珍しい石があると聞きつけていた。探せなかったが、コースは久々の面白い谷筋で緊張しながら登った。清川石は探せなかったが、マッイイカの満足登山だった。
和歌山に住んでいながら、田辺梅林が石神梅林と同じだと言う事を知らないショウタンは、ナビ検索で一苦労、ホンダの純正ナビはバカナビで、石神の住所は出ないは、梅林は出ない、スマホで検索すると大まかな所で終わる。
再度、スマホのグーグルナビでヤット現場に着いた。そこでも田辺梅林と書かれていたので、アレーなんて全く気が付かないショウタンだ。やっとの事で峠の無料駐車場を見つけ、そこから大蛇峰に登れるが、観光施設の、石神邑から取付いた
梅の花は少し早かったが、香りは100里先まで臭うようだ。笑い
  
石神邑で情報を仕入れ、石神邑から取付く。この邑の展望台からの景色だけでも満足できるだけの、大展望だ
聞きつけた天満宮に行ってみた。菅原道真をお祭りする。有名な歌が書かれていた 
こちふかばにほいおこせよ梅の花あるじなしとて春をわするな  天満宮は学業の神様、もっと早くお参りすればショウタンももっと頭が良くなったかも (^_^;)
  
天満宮から引き返す格好で、大蛇峰周回路の展望台に向かう。道標はバッチリだ
展望台に向かう途中の見晴し場所からも、本当に素晴らしい。人目30万本と書かれているが、これは100万本の値打ちがあり、純粋に30万本としたようだが、100万本に値する。とにかく素晴らしい
  
此処で、この大蛇峰の謂れを載せておこう。少し悲しいが、一昨年起こった大災害の深層崩壊がこの地でも起こったようだ
巨大な楠の根元を塒にしていた大蛇が、楠木が崩壊と共に土中に埋まって行く。
それに別れを告げるかのように、大蛇は、一声残し去っていったという話だ
写真を載せておこう
展望台は直ぐに出る。下を見ると今にも崩れそうな崖上に四阿が有り、それは素晴らしい眺めだ。ショウタン感動する
  

此処でマタマタ、馬頭山なんて新しい山名を知ってしまった。行かなければなんて思ってしまう。
展望台から遊歩道をそのまま登れば、トラロープが張られた所で道は分岐する。
分岐の周回路は帰りに通るとして、二等三角点上芳養のある山頂に向かった。
途中に掘割りか、地滑り跡か大きく口を開ける掘割りを越えると、山頂は直ぐだ
此処は古道らしく良く踏まれた道だ
  
基準点名 上芳養 標高511.64
緯度33°49′56″.5468 経度135°24′28″.3738
所在地  和歌山県田辺市大字上芳養字輪玉5214番地
三角点、上芳養の大蛇峰ピークは大蛇峰の頭なんて書いた地元山岳会の銘板や、くちかけてはいたが12年前の十二支会の山名版などがあり、地元の山好き達は、山頂を守っているようだ。
 
ここから、みなべ町の名之内まで境界尾根と古道を下る事にした
境界尾根部分は、誰かが付けたテープが遠慮気味に打たれている。ほぼ歩きよい尾根で、地図の炭波線が出る所でまで林道が来ていたようだで、尾根が掘割りに切り取られている。
そこからは、踏み跡があり古道の名残らしい。
  
掘割りの巻き道を登って行くと、いかにも見晴しが良さそうなピークに出た。
見晴しは最高だし、少し年輪を重ねた山の精が山頂から景色を眺めていた。
炭焼きオジサンの話し相手に登ってきたとか、この斜面は炭焼きのために木が切られたという。
里山は、人が入って生き返る。その通りだ、木々は新しい芽を出していた
  
この付近で、道が斜面を降る。方向が??と感じ尾根を歩いたが、道通り歩けば良かった。
少し広い古道に出る。山の精はどうやらこの道を登ってきたようだ
  
山師の休憩所のような台が出る。その先で道が分かれる。一つの現在地確定場所だ。
此処に、バベ地蔵(うばべ地蔵)が祀られている。花木も新しい。お参りがあるようだ
  
ここから道はトラバースだが、ヤヤ○危だ。尾根越えが良いだろう
ショウタンはトラバースで行くと、虎ヶ峰道標が出る。名之内で尋ねると、尾根と言うより林道と道だという。
林道がない頃はよかったのかも、ショウタンには気乗りしないコースだ。
少し道標に沿ってみた。ついでに尾根越えがブッシュでないか確かめてみたが、ブッシュはない
引き返さず林道が出たから、林道で名之内に向かう。
途中で古道に入り、又林道に出る。途中に墓地が出れば名之内は近い
  

 
名之内で地図を見せ清川石の事を聞いてみた。この辺だ、谷を登れ道が有ると教えてくれた。
地図の谷を登って見たが、ソマ道は何とか残っているが、あまり良い道では無いが通れる
谷は暗いが、ショウタンが登れるレベルの谷筋だ。ルンルンと谷を楽しみながら登るが、清川石は見つからない
谷が違うようだ。マッイイカ
  
                                               谷入り口は本州光山の炭焼き釜
  
谷の登りの読図は難しいがこのレベルならルンルン、所が尾根が見える頃の谷筋は這い登る
これは参った。四駆にデフロックを噛ますのようだ。ふー
  
この山こそ山名版も何もない、地図に名が載らない山頂は静かな物だ。
下山は大橋の寺付近に下ろうと思ったが、一升瓶マークに誘われて、ピークから下ってしまった
結果、小径が走り、良かったが、此処を通る方はもういないようだが、道はよい
  

基準点名 白木尾山 標高501.41
北緯33°51′21″.0070 東経135°24′59″.7610
所在地 和歌山県日高郡みなべ町清川字白木尾山1849番2

尾根先も電気柵など無くうまく下りられた。ピストンなら此処がお奨めだ
尾根先を見る↓
  
有ノ木橋を渡り県道に出て、下山目標だった寺まで車道を歩く、寺の少し先から目標尾根に橋を渡り、読図で尾根に入って行くと、農道を登るのが炭波線だろうと登った。
  
地図を見ながら農道を登ると、梅畑の奥に古道入り口があり、一歩踏み込むと綺麗な古道が出る
  
途中の三角点がランドマークだが、簡単簡単と小道を歩き、分岐地点を間違った
マア、間違っても左手、に取ればいいのだから良い物だが、少しマイナス点だ
途中で、廃棄農園の梅畑下を通る所で、猪囲いが倒れ歩きにくい以外は、ルンルン、小屋が出る所から尾根に登って行くが、この境界尾根にも古道があったようだが、ソノ跡はもう薄い、ヤヤ倒木もある
  
もう道は間違わないだろう。往路の尾根に突き上げるが、これが疲れた足に応えたが、昔人の健脚に脱帽だ
  
大蛇峰ノ頭に出て周回路分岐から周回道に入った
  
周回道はウバメガシの群生地だ。
県の木に指定されたウバメガシは、備長炭の原木でこの地方の特産だ。
これで焼いた魚や、焼き鳥はもう最高、発泡酒がエビスビールに思うくらいだ
 
尾長炭の原木 ウバメガシ
周回道からダートな道に下り、石神邑の食堂で梅ウドンを頂き、地域の話を聞きながらすするウドンは又格別だった
  
これから一週間が見頃かも知れない
大蛇峰のピークと周回なら2時間でおつりが来るだろう。
一汗流し、石神邑(会社の名前)食堂で梅ウドンでも食べ、運転しないなら、梅酒の邑人は手頃でメチャ美味しい
カアチャンに土産で買ったが、ショウタンが呑んでしまいそうだ。
又欲しくなる。ワインのような梅酒だ
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清川石その他和歌山県参考資料
http://www2.ocn.ne.jp/~kstisitu/02/chousatai/wakayama.pdf#search='%E6%B8%85%E5%B7%9D%E7%9F%B3'
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50m
メッシュ(標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
 (承認番号 平23情使、 第799号)」