11月の大普賢岳登山

柏木登山道から大普賢岳

2008/11/5

山歩隊+T女
通年登山、月一回大普賢岳に登る、を実施中のショウタン、あと二回といよいよ達成が近い
今回は、大峰参りで古来下山口として栄えた川上村の柏木から登った。シマヤンとT女は和佐又から大普賢岳越えで途中でスライドだ
途中の上谷分岐までは、阿弥陀が森から下山した事があるが、ダラダラと長いコースで有った事が記憶にある
8時3分、柏木の登山口でシマヤンと別れ、8時3分登山開始だ

                                         コース略図


                  
二人を見送り、柏木の旧旅館街の外れの尾根から取付く、古い登山口には何種類もの登山口道標があるがどれも古い
登始めはコンクリートの階段、階段が終わると良く整備された古道でした。それもそのはず、直ぐに柏木の鎮守様が祭られていた

             
古道は歩きよい道で今も整備されているようだがこれは途中まで、柏木集落の取り水がこの尾根にあり取り水点検道をかねている
取水口が終わると少し痛んだ部分もあるが、歩きよい植林帯の中だ
道には古いが数種類の道標がある。特に2丁ごとにある、丁石は距離と地図からの位置確認に役立った

           

                              
                                     途中見えた白鬚岳
                            
このコースで阿弥陀の森までは下りがない。急登な登もないがとにかく登り一辺倒、簡単なコースだがとにかく疲れた
登山マップの表記時間は大幅に違っていた。駈けるような早さで歩くと登山マップと一致した
上谷分岐に出れば先ずコース間違いはないだろう。良く踏まれた道は古道らしさを感じた
途中にある、天竺平はマップには天笠平と誤植されているようだ。
             

単純な登はあまりにも簡単だ。途中にある三角点杓子谷に登った
この山頂は、杓子や平と呼ばれ、江戸時代に近江から木地師が入山して杓子の生産をしていたとか
尾根に続く道は大峰山に通じていた。
(参考資料、上田倖弘、大和の三角点を尋ねてより)


             

点名 杓子谷 
等級 三等三角点
緯度 34°15′27.9201 
経度 135°59′30.5621 
標高 1166.53 m
所在地 奈良県吉野郡川上村大字上谷字杓子ヤ平44−1
造標 明治36年5月8日
測量 平成9年部分測量、登山道、国道
柏木道に戻り、尾根を捲く道が単純に登って行く、途中で道が少し崩れて捲いた所から勝負塚山が美しい
勝負塚山の麓は紅葉が特に綺麗だった。この付近から自然林に変わって行くが相変わらず道は登一辺倒だ

             

途中で古道の証、石敷き道がわずかだが残っていた。又、道が崩れ、ガレ場を登るコースに変更された部分が有った。(地図、巖稜付近)
             

後一登りで、伯母谷の覗きだが、ここに出るまでの間に沢に水が流れていた。又尾根ではなく少しコースがややこしい。
伯母谷の覗きは、勝手標識のある場所と、地図上では位置が違うが機会が有れば地図上の伯母谷覗きに行ってみたいものだ

                         伯母谷の覗き岩と伯母谷の覗きから見た大普賢岳                  
                     

 登って行くとT女が下ってきた。続いてシマヤン、予想通りの地点、阿弥陀が森の女人結界門と伯母谷覗きの中間点だった
尾根に登返し、尾根で昼食休憩、ここまで休息はとらなかったが3時間半係っていた

                                           昼食地点
                        

50分ばかし休憩、下りは早いと、シマヤン達はユックリ日差しを楽しんだようだ。私は阿弥陀が森に急ぐ、
阿弥陀が森のピークを越えても面白いだろう
                                 

阿弥陀が森から下り込み登返す。勝手知ったるこの付近だが、1569mの明王ヶ岳の測量点を確定した事がない。
今日はチャンスだったが又特定を忘れてしまった。たわいのない尾根上をさすのだろう。経箱石標識を通り、
小普賢岳に登り返す(小普賢岳は2つ有る)いつもの事だがこの登返しはいつも息を切らしてしまう。
石楠の馬場をすぎれば目の前が大普賢岳だ

                                 小普賢岳と小普賢岳から見た大普賢岳

                

今年12回目の大普賢岳だが今回が最高の見晴しだった。ここまでの総時間、5時間30分、ソコソコ時間が係った
                                       
                                         大普賢岳から見たパノラマ

                

シマヤン達は下りは早いだろうと、休息もとらずに和佐又に下山する。下山途中の山葵谷、和佐又山、大台方面、
特に伯母谷の覗き下は紅葉が綺麗だった

                              

笙の窟、和佐又のコルと下山を急ぐが、この付近の紅葉はたまらない。和佐又ヒュッテ上付近は最高の紅葉だ

             

                     

和佐又ヒュッテ前に14時56分、総時間約7時間、思ったより疲れるコースだったが充実感は残った。
シマヤン達が下山する柏木に車を回した
和佐又からの下山林道から見る紅葉も絵のような綺麗さを見せてくれた。
次回来るときはもう初雪が振り積もっているかも知れない

                                  和佐又のトチの木は落葉していた
                            
戻る