蛇崩山
2013/06/09
5人

1/50000
コースタイム
登山口〜蛇崩山3時間45分
蛇崩山〜熊谷の頭30分
熊谷の頭〜下葛川1時間50分
12年に一度賑わう干支の山、蛇崩山、マイナーな山だがコースは多く取れ登るに楽しい山だ
大峰山脈の支尾根だが付近には紀伊半島でも厳しさで知られる西峰、茶臼山が隣り尾根に聳える
その間の立会川(たちあごう)は沢として4〜5級と厳しい事でも知られショウタンなどはとても登れる沢ではない
そんな山域の蛇崩山に少しマイナーなコースで下葛川から取付き、熊谷の頭から上葛川に下山した
今は限界集落になった上葛川、下葛川だが国道169号線が出来ていない頃は十津川村の重要な交通の位置にあり、十津川村と北山郷付近から新宮付近を繋ぐ重要な位置にあった。
今日の取付き小道は新宮に向かった天誅組が通った事は容易に想像がつく。
169号線が無い頃立会川の沢を登った玉岡憲明氏や、新宮山彦ぐる−ぷの仲間達は大渡から今は波線道になった道を通り東野峠から北山峡にでて、出合いから立合川に入渓したという。
下山は西峰下の立合川(たちあごう)左岸上の木場道を下ったそうだが、この木場道も一度は歩いてみたい物だ
今回のコースは2012年12月16日に新宮山彦ぐるーぷで蛇崩山を点検巡回したときに南尾根を下山か登りに使ってみたいと考えていた。
そんなときに思いが通じたのかシマヤンから山行の誘いが、行く行くと一言返事だ
山彦の沖崎さんに誘いを掛け5人のメンバーで下葛川の群道入り口から取付いた

 
吊り橋に向かって下る                    吊り橋は一人ずつ、川の渡渉も出来る水量だ

今回のコースは取付きを特定すれば後は単純な登りコースだ。
取り付きは、下葛川口バス停から下葛川に入り林道のアスファルトが終わる終点まで車で入る。
下山口の上葛川に一台デポして置いた。
取り付きはマピオン地図の力を借りよう


直ぐに尾根先から取付くが小道があった



車をアスファルトが終わる所に停め、熊谷の川を覗き込みながら目標の尾根先に下山場所を探しながら歩いた。
予想はしていたが林道から吊り橋が見え下山道が有る事を確信した
250m程度戻ると橋に向かって小道が下っていた。、
ソマ道だろうか尾根道は主尾根に向かう
途中ほんの少しハッキリしない部分もあったが、尾根を外さず登ればいい
最後の植林内直登は一汗流すだろう。思い思いに登った。
  
玉置山方面が見晴らせる所もあり、下葛川から花折塚に登る古道の尾根が見え登山意欲がさそう
主尾根に乗るとアップダウンもやさしくルートも分かりよい
670,672とピークを踏み時々休憩を入れながら蛇崩山を目指す。
標高850m付近からの傾斜角は一汗流すが、危険などはまるでない
一歩一歩と登った
  
尾根の様子
  
                                                  850m付近からの登り
植林が自然林に変わると山頂は近い。大きなブナが出てしばし見とれる
山頂近くには、半分に折れたブナが出るとその向こうが山頂だ
  
山頂はガスが出ていたが、上が開けた所は土が乾燥していた。
梅雨と言うに雨が少ないのだろう。

蛇崩山から上葛川は人気のコースだ。今年は登山者が多いのだろう踏み跡もシッカリと有りマークも増えていた
コンパスを取って熊谷の頭に向かう。
途中にカラマツの植林があるが、ガスでその美しさは見えなかった。
風が吹くと寒い、軍手と合羽で防寒だ
 
次のピークで新宮山彦が揚げた道標は山頂と間違いやすいととの指摘を受け、沖崎さんは鋸で矢印を鋭角に切り直した
熊谷の頭の道標は新しい、上葛川に下る
少し下ると植林が出て、後は植林内の下り道だが、道の状態はよい
 
少し急な下りが出て下りきると左手に植林小屋跡が出る。
その先から道はトラバースで各くピークを巻いて行く
明日平まで尾根越えでも同じだが、ややブッシュ化された所があるようだ
  
                          小屋跡                            トラバースに入る テープのみ
明日平下で尾根に出て道成りに進と整備されたと言っても古いが、小道通り下ればやがて植林囲いが出る
  
トラバース道                 見晴し場所から蛇崩山や笠捨山、西峰が見えるのだが 古い明日平道標
 
階段に成った道をクネクネと下る。上葛川が見える頃新しい道標が出た
新しい植林ネットが出ると左に下る。ゲートが出るが、必ず締めて下さい
 
水害の跡が生々しい小さな谷を越え下ると吊り橋が出て下葛川に飛び出す
飛びだした道は古道で、郵便道の葛川辻に出る。
デポした車で下葛川まで引き返す。
この付近は歴史有る地域だ。
マタマタ古道を取り入れてマイナーな山を紹介して行きたい

  
戻る
ショウタンの山歩録地図について
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図
   画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ
   (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
   (承認番号 平24情使、 第898号)」