分領の滝から分領山東と分領山西
2011/12/15
単独

コースタイム
登山口09:12-分領の滝10:51-分領山東11:51-中の又12:02-分領山西12:45〜13:00
太子堂13:25-分領の滝13:48-南北尾根14:27-登山口15:05
総時間 5時間53分
R311号の富田川沿いを中辺路に向かって走ると、麦粉森山と分領山が美しい姿を見せる
何時か登りたいと考えていたが、高畑山に登った時に見た案内板に分領山が、東西に分かれた双耳峰で有る事を知った
麦小森山は先日登り,蕨尾から分領の滝、分領山東、分領山西と周回した
分領の滝へは、登山道からトラバースで行けると思っていたが、バリエーションならとても行けない傾斜と岩稜だった
所が、登山道を登って行くと、トラバース道が斜面にあり、得意の感でこれは行けるとトラバース道に入った
道は残っているが、途中は踏み跡程度だ。
少し下り傾斜、とうとう谷まで下った。そこに広い田の跡があり、住居も有ったようだ
付近は岩稜だ。・・・・
R311号の蕨尾橋麓から蕨尾集落に入る
道は細く駐車場所は少ないが、作業中の村人が、登山口に車は駐車できると教えてくださった。二台程度が駐車可だった
登山道標があり道は分かりよい。道標に沿って登った

  
直ぐに地蔵があり道標に従う
道は分かりよくルンルン、登りながら分領の滝に行くルートが気にかかる
南北尾根に乗り標高370m付近の左手に黄色のテープが多く巻かれていた。
これは分岐道だろうと地図を見る。(下山はここから下る)この分岐の10m程度北右手にトラバース道が有る
ヒョッとして、ここから分領の滝に行けるのではと考え、行っちゃえでトラバース道に入る
途中は踏み跡程度の細道になるが、道はハッキリしている。
ヤヤ下り気味だ。とうとう道が無くなったが、右手正面に石垣が積まれた田か畑跡え見た、随分と広い
そこに向かって植林内を下った
  
南北尾根↑                     トラバース道分岐↑             トラバース道↑

田の中央付近に古い道跡が出た。これが地図に載る谷道だろうと上に向かって登る
沢の音が聞こえる
左手上には岩稜がそびえる。ルート取りが悪いと困った話になるだろう
古道には古い木の階段跡があり、分領の滝ルートだと確信した
  
石にペンキで矢印などがある
 
    岩稜↑                    ↑タケ林道??終点と書かれた案内があったが字は消えかかっていた

もう滝の音が聞こえる。
直ぐ上が分領の滝だった

水量は少なかったが、多い時は見事だろう
それなりの装備が有れば、左手、右岸を上れそうだと感じた
高さは40m程度か???
滝下で行動食で休憩だ
サア、ここからトラバースで巻きのぼれるか、見た目は岩装備が要りそうだ、とにかく左岸から巻こう
岩は切り立っているが、何と岩下に動物の踏み跡がありこれは行けると慎重に巻登る

動物の踏み跡をたどりながら、一つ目の尾根まで登るが、30〜40mの岩登りだが、木が生えそれを頼りに登った
鎌跡や鋸跡がある。測量時に切り取った物だろう。慎重に登る
登りきれば綺麗な植林だ
(コノトラバースルートはたぶん断層が滑った跡だろう。三角点中の又まで同じ状態でした)
分領山西は、一番大きなピークだろう。同じ高さのピークが三つある

三角点中の又までの尾根はルンルンで歩きよい
北緯33°45′19″.7463 東経135°31′53″.7191 標高671.52
所在地 和歌山県西牟婁郡大塔村鮎川字小川3683 (現代は田辺市)

中の又から西に古道を目指し、646m手前で林道が通り、尾根は掘割りになっている。
下り登り返して、646を巻いて古道通り分領山に向かう。この付近からややブッシュだが分領山下でブッシュに捕まる
途中から尾根で登る方が良いようだ、三角点下で古い道標が山頂に誘うが直ぐに広い道に出た
分領山下に電波塔がある、これを建てた時にルートが変ったのだろう
  

  

分領山には三等三角点、分龍山が鎮座する。別名で分龍山と言う呼び名もあるのだろう
北緯33°45′25″.6114 東経135°31′15″.2787 標高680.37
所在地 和歌山県田辺市中辺路町石船字寺ノ口112番2
選点日 明治36年5月20日


下山は道成りに下ると、広い林道風の道が出る。どこから来るのだろう??、

(点の記によると、石舟から市林道116号線を利用できる。645mピーク手前の林道と分かる)

 
林道の終点から下ると太子堂が出た
お堂前に、分領の滝、袈裟掛岩と案内がある。読図すると案外近い、下ってみよう
  
                                           コノのトラバースはピンポイントだ、左右は岩↑

直ぐに袈裟掛岩らしい物が出た。道は所々整備跡が残るが、テープが無ければ私には自信がない薄い踏み跡
最後のトラバースはピンポイントでそこに行かなければ行けない。多少○危のトラバース
今のところテープがあった
石清水の湧き出る所から、岩下を通ると直ぐに滝に出た
 
那部良氏の道標
石清水の湧き出る所まで戻り、太子堂まで登り返すにはシンドイと、正面にトラバース道が見える
トラバースで登尾根に向かうが、どうやら登り時のトラバースルートでは無さそうだ
どこかで出会うのだろうかと思ったが、南北尾根に出ると、登りでトラバースした分岐の標高差40m程上に出た
巻き道が上下二段に有るようだ、登りに使ったルートの方が道が良かったが、どっちもどっち、道幅20cm〜50cm程度のトラバースは緊張場面もあった
  
南北尾根に出て、途中から同じルート下山は面白くない、せっかく分岐にテープが打たれているのにと、別ルートで下山したが、足下が悪く、慎重に下った。小道は残っている
後少しの所で畑跡が出るが、マアこんな所にと思う所に田か畑跡があった
登に出た最初の地蔵に出合い、その下にフィットが主人の帰りを待っていた
  
R311号から見た分領山東と分領山西の姿

分領山は、一般的には三角点分龍山地点を言うが、道を尋ねた地元の方も、東はあまり行かないが、東西を分領山と呼ぶと言っていた。山は低いが滝付近は面白い地形だった
波線道は全て残り、現在地の読みがやさしいコースだった
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図
   画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ
   (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
   (承認番号 平23業使、第2号)」