大峰の支尾根(釈迦ヶ岳東下)
ブナ山と三里山
2015/01/03
新宮山彦ぐるーぷにて

登り
09:00-烏峠10:05-反射板11:20-ブナ山11:55
下山
ブナ山13:25-烏峠14:00-三里山ピストン33分-高津15:15
新宮山彦ぐるーぷ、新春初登山が十津川村の、二等三角点川津が乗るブナ山と高時山を目指して登りましたが、前日からの大雪で、登山時間が少しずれ、高時山は行けませんでしたが、代わりに烏峠からピストンで、私と他に二名が三里山に登ってきました
登山案内は、ブナ山や高時山ではなく、三里山と昔の主街道であった西熊野街道に案内がありました
奈良五条インターから310号線168号線と五新線と呼ばれるルートから、十津川村にある風屋貯水池東にある、ブナ山と高時山に新春登山のオフ会予定だった。
ところが、前日の大雪はR168が積雪で通行困難状態、途中の旧大塔村、天辻トンネル越えが危ぶまれたが、通行可能だった
安全運転で、集合場所の、R168号高津バス停に集合時間より早く着く事が出来た
新宮山彦ぐるーぷの会員は、広範囲にわたり、今日も大阪、奈良、和歌山、三重、と遠路からの集合だ
 八時三十分に集合したが、高津集落に取り付く道は狭く、九十九道、ハンドル切れの悪い4輪駆動車は一度で曲がれないカーブなどがあり、リーダーが積雪状態を確認に上ったりで時間が懸かった
車が入れるとの判断で、乗り合わせて集落に入る。前輪駆動の今年購入のスタットレス車は、空転など起こしながら乗り入れた
途中の凸地数箇所に分け路駐して、登山開始は9時を廻る時間となった
村中央の舗装路を登り、左手の家を最後に、旧西熊野街道にと入る
 R168西側の山
舗装が切れ植林内に入り旧道入り口に、写真の道標が有るが、案内は、三里山??と風屋とある
 
三里山??先頭は100mも先を歩くお年のリーダーだ、意味が分からないが登山口はここだ
直ぐに、祠があり、中には塞神と掘られた姿のいい石が祭られている
 
去年、NHKで新宮山彦の活動を紹介されたのを切っ掛けに、33歳の山師の青年が入会して下さった。仕事は山林だが、山に魅せられ山伏と成り修験道に励む青年だ。道祖神については詳しく、石そのものは神で宗教の原型だ
道が分かれるところに塞神が祭られた。塞神は道分岐に祭られた、分岐の意味は女性の又を表し、そこに悪いものが入らないように塞ぐ意味から、そこから悪いものが入ってこない用に祭られたとか?
山伏青年はほら貝を吹いていた
多彩な方々が入会している新宮山彦ぐるーぷだ。知識は豊かだ
 

小道状態はよく、ノーアイゼンで山際の小道を登る
二つ目の谷に小滝があり美しい
つずら折れに道を登りきると、そこが烏峠で左に登るとブナ山、右に登ると三里山だ
 
ショウタンはこの烏峠(高津峠)で三里山のことを知った

ここから、ひたすら東にブナ山山頂を目指す。積雪は最大50cmの吹き溜まり、リーダーは最後まで一人ラッセルだった
傾斜は有ると言う表現が当てはまる急傾斜を、全員ノーアイゼンだったが、途中で私と他二人がアイゼンを装着した
未装着でも早い、マッテー
 
980m付近で反射板が出る。ここは金網を回り込んだ
 
ここからも一頑張りの傾斜だ。積雪が増える
 
 
山頂に着いた
二等三角点川津を雪の中から掘り出し、お神酒を供え、お神酒を頂き、全員で乾杯だ
点の記
等級種別 二等三角点 点名 川津 緯度 34°04′18″.5371 経度135°46′36″.5135 標高1119.52
所在地 奈良県吉野郡十津川村字川津小字ツゴエノ谷662
埋表 明治34年10月15日美しい点だ

  

今西錦司登山の流れを汲む新宮山彦ぐるーぷは、新春登山の山頂に、今西流万歳を山にかける
ブナ山にかける万歳だ。勝利を祝うものではなく、山に水をかけるがごとく両手を右横に高く上げる
ストックやピッケルなどを持って挙げるのも良い
二代目代表も今西流を継承した
山頂でワイワイ、お茶やお菓子コーヒーと、簡易風除けを作りワイワイ
遠くの方もいる、3時下山が目標だ。時間が足りないと高時山を次回とした
ショウタンは、一山ではつまらないと、三里山山頂に向かう事をリーダーに願い出て許可を頂いた
30分でピストンしなければ、時間が間に合わない
先に下れと温かいお言葉(汗)、他の二人と急いだ
一人が、山師の行者、鹿より早いだろうか、駆け下りる
急傾斜では、飛び降りるように尻セイドーだ。あっと言う間に姿が見えなくなった
法螺が聞こえる。烏峠に着たようだ
  
烏峠にリュックをデポして、三人で三里山を目指す
Kちゃんのコンパスを頼りに先導するショウタン、山頂を後30mとしたときに、先にどうぞと言うなり駆け上がる二人だ
ショウタンが遅れてつくと、山頂で法螺を吹き山に感謝していた
マア山彦はいろんな方々がおられる
山が好きで拘らないボランティア精神が豊かな方たちが多い

  
ユックリとしていられない
下山を急いだ。烏峠で、山彦一番の強力と、事務局の沖崎さんが、峠に倒れた倒木下を通れるように、枝木を処理していた
本隊は5分前に下山したとのこと、5分は追いつけない
マイペースで下山した
 
アイゼンを装着したままの下山だが、疲れた足はバランスが悪い

高津集落が見える。美しい村だ
 
デポ地の凸地
事務局は山の状態をもらった民家に、下山報告をしてデポ地から車で集合場所に下り解散した
温かい紀伊半島南部は雪解けも早い、ドライになったR168を帰路に着いた
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