曽爾村、室生の山
紅ヶ岳、国見山、布生山周回
2015/12/09
炉端山友会にて
6人

瓜ヶ久保集落にリンクです

コースタイム
P地点から国見山総時間 9時8分〜11時30分、ウロウロ時間と休憩を含む
国見山から布生山12時6分から13時35分
布生山から路駐点13時56分から14時58分
総時間5時間50分
ウーマンパワーの炉端山友会、今日もマイナーな山、紅ヶ岳から国見山、布生山(ふのをやま)を周回して読図を楽しみました

紅ヶ岳は地理院地図に表記されない小さなピークですがその西面下は断崖の山です
山頂にはその雰囲気はありませんがコースによっては厳しいコースや、ハイキング的コースまで取れる山でしょう
私たちは、一般的コースと書かれたページを参考にコースを選びました。
瓜ヶ久保と表記された集落から地図表記の林道に入り中川林道50m手前の凸地に路駐して登山口を探しました。

各ページには岩陵が出る事が書かれていたので、マイルートではコース取りが難しいだろうと判断したためです。
路駐点から少し下ったガタガタ林道から入り、小屋があることなどを書かれたページを記憶していたのでこの方のルートを思い出そうとしました
小さな道標等を探しましたが見当たらずウロウロ、結果マイルートで登る事にしました。
コンパスで地図に載る尾根破線道に向かいました。
結果シッカリとしたソマ道が有り、これなら早くこの尾根に乗ればよかったと悔やむ事悔やむ事
結果から言えば、その尾根の下に路駐していたのです。
路駐点と一番わかりよい登山口に一巻きのテープを打ってきました。
写真を参考にして下さい。
  

路駐点から見たショウタンお勧めの登山口
少しウロウロとしてしまいましたが、目的尾根破線道はシッカリとした踏み跡が有り、マークも有りました
一汗流す傾斜です。
  
等高線が狭い所から小さな岩陵が出ました。
50m程度の岩陵帯だろうかと地図から判断しましたが、最初は7m程度、次は5m程度と私達には問題の無い岩陵でしたが、細い痩せ尾根はそれなりの注意が要ります。枯れ木や枯れ枝を持たないように注意しながら登りました
秋の晴天時の最大の敵は、落ち葉が滑る事です。足で落ち葉を払いながら、足下が岩か土かを探って登りました
  
  
細い尾根を登りきれば雑木の尾根、途中に炭焼き窯がある事に驚かされました。
炭を運んだルートは何処だったのでしょうか?
  
小さなピークや尾根やコルで現在地の探り方をみんなで勉強です。
ついつい打たれているテープやGPSをカンニングするが、地形図とコンパス角から探る事を進めました。
自然林の急登を登り、植林との境界の丸いピークが紅ヶ岳です。
その下にアノ垂直な岩陵がむき出している事を想像すらできないピークでした
紅ヶ岳から植林内を国見岳に向かいます。
赤いテープを打った主は、踏み跡を気にせず、多分コンパスが示す通りに歩いた事が想像できる打ち方でした。
地図読みができる方なのでしょう。

国見岳に向かって↓
 
国見岳山頂はほぼフラットなピークです。
測量杭付近が最高ピークでしょう
この記事を書きながら、国土地理院地図から最高点を探ってみました
標高は875.9mでした。

同じ方法で紅ヶ岳を探ると標高は859.7mでした。
国土地理院地図閲覧は登山には素晴らしい機能を持たせています。
国見岳は、山と青垣の山々、奈良山岳会編、によると国見山は大和、伊賀、伊勢の三国に接し、三国山の別名があるとの事、又昭和45年ごろは笹に覆われたピークだったようだ。今は植林でその跡は無い。
又、別ページには 小学校の校歌にアララギ山の名が出ると書かれている。
時間はたっぷりと有る。ユックリとお昼を楽しみ、中山峠を目指す。
地図を眺めると、尾根が中山峠まで続き歩きよさそうだ。
  
  
                                                            中山峠で↑
中山峠まで地図による現在地特定に頑張った。
今日はいつもになく真剣に読図するショウタンだ。
中山峠は伊賀見から名張へ越す古い街道で今もその様子を残している。
布生方面に1km程度下った山頂に布生山三角点が有る。
三角点が有れば登りたいという意見から、布生山に向かった。
中山峠から少し下ればコンクリ舗装の林道風に成り、古道の雰囲気は消える。
地形から布生山取り付を探す。山裾に破線道が走り、その特定はたやすい
破線道分岐は木が倒れ細いが、奥は林道だ。
林道を登りきればコルに出て、そこから布生山を目指す。

中山道↓                         破線道分岐
 
コルの目印
 
所が、この取り付きから三角点、布生山が有るピークまでの地形図が読みきれず、地形図がおかしいと頭を悩ました
マア、テープマークが有り迷う事も無いが、ショウタンのコンパス取りなら小さな谷越えが必要だ。
どうあわせてもうーんと頭をひねった。
マア、山頂には何処を通っても登れるだろう。
  
二等三角点 布生山点の記
北緯 34°33′53″.6974 東経136°09′17″.5022 標高727.48
山頂で飲み物やチョコレートを頂きながら、派生する尾根にコンパスを取る。
どうも登ってきた尾根が地図で読みきれない。いつもの読図相棒も頭を悩ましている。
地形図がおかしいのか、ショウタンが読みきれないのか??、谷越えが無いであろう尾根にコンパスを取って下るが、やはり谷を越えなければならず??、地形図がオカシイなんて他人のせいにするショウタンだ。
  
マア、来た所を引き返せばいいのだが、ピストンをしないショウタンだ。
街道に出て中山峠に引き返す。
中山峠から瓜ヶ久保方面に少し下れば中山林道と書かれた林道に出る。
破線道はモウ道の状態ではなかった。
  
林道中山線もコンクリ舗装が出て歩きよいが、滑り注意の舗装道だ
右手斜面は大ゴーローの斜面で石がゴロゴロ、そんな所に植林がされている
駐車地点50mほど上に出た。
分岐には朽ちた看板が出てハイキング道であったことがうかがわれる
 
曽爾村生活安全協会が挙げたもので、左タコラ小太郎岩山頂得て百々に至 右中山峠白井橋布生バス停に至、と有る

左のタコラ小太郎岩山頂得て百々に至、が車で行けるものと思い、アスファルト道を登ってみたが、こんな山奥にと一軒の家があり、そこから奥に行けなかった。
結果、歩いてゆかなければ行けないのだろう
路駐地点で、再度地図を読み、取り付を検討した。
自分達が駐車した車の横から、尾根に取り付けばよかったと大反省、マダマダ地図読みが出来ない事を反省した
ここに一巻きの赤テープを巻いておいたが、さていつまである事やら。
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