赤倉岳から大塔山弘法杉登山口まで尾根縦走
2010/10/19
コースタイム
取り付き06:50-07:40-赤倉の頭08:50-赤倉岳08:45(行動食)-P770m11:05-P743m11:45-昼食12:10〜13:00-
赤倉辻14:20-弘法杉分岐14:50〜15:05-弘法杉登山口16:20小休止-林道ゲート16:55
赤倉岳は行きたい度の高い山だがドウモ単独では簡単ルートしか思いつかない
今回同行した仲間が今回の尾根コースを提案した。行く行くと二つ返事でもう一人、団塊世代仲間を誘った
先ず、大塔山の弘法杉登山口ゲート前に一台をデポ、ガタガタ林道をユックリとホイホイ坂林道に向かうが、まあ道の悪い事
小さな四駆は三人を乗せユックリと走る。左手の大塔川は綺麗な水を流すが、この支流に難易度の高い黒蔵谷や高山谷と沢登りでも有名な所だ
ホイホイ坂林道に出ると道は急激に良くなり、田辺市と新宮市の境界線を横切る地点から登山開始だ
この間50分ばかし時間が係った

マピオン地図にリンク
http://www.mapion.co.jp/m/33.7545519444444_135.757734166667_7/
登山口少し南に路駐場所がある、付近に2〜3台は路駐できるだろう


写真の所から登るがいきなりの急登だが尾根は歩きよい

 
コースがクネクネと曲がり難しそうに見えるが、各ピークから尾根が曲がっている
こんなコースはコンパス取りが一番簡単で、今回ほど位置特定が簡単だった所はあまり経験がない
とにかくわかりよい尾根だが、急坂のアップダウンは体力勝負のコースだが
早々と偉そうな事をと書いたが、一つ目のピークを越えた所で、オットット、コース取りを誤りかけた 汗
角度があまりにも違う。ほんの10mばかりで気が付くが、油断大敵で各ピークで慎重にコンパスを取った
とにかく、赤倉岳までは地図で見るより本当に歩きよい
途中で赤倉岳と赤倉の頭が姿良く見えてくる
  

  
登山口6時50分に登りはじめ、これと言った所もなく尾根はハッキリと有り位置特定が本当に優しい
途中で赤倉の頭と呼ばれる780mのピークが見えた
地図で感じるより南の崖は垂直で、これは私など手に付けられない代物だ50m程度落ち込んでいる
8時25分に赤倉の頭に立つ、見晴らしは最高だ
 
思ったより簡単な歩きよい尾根はアッと言う間に赤倉岳に着いた
長年期待した赤倉岳だが、山頂は植林で何もない、三角点赤倉が鎮座する
まあ記念撮影でもするかとポーズを決めると
三角点下にオヨヨ見知った木札が置かれていた
アチャー彼はここに来ていたのだ
 
基準点コード TR35035469001 
点名 赤倉 
種別等級 三等三角点 
基準点成果
成果状態 正常 
地形図 田辺−新宮 
測地系 世界測地系 
緯度 33°44′58.5455 
経度 135°44′56.837 
標高 782.34 m
基準点現況 
現況状態 正常 状態良し
所在地 和歌山県田辺市大字南谷1690番地
ダニが歓迎してくれました

サア
今日の核心部は赤倉の頭からの下り込みだ、境界線は下れない事もないようだが傾斜がある。時間が係るだろう
で地図をよく見ると西に良い尾根が伸びこれを利用も面白い。
もう一つは南南西に下る尾根がある。下り口は同じ所からでOKだ
南南西尾根は雑木と石楠花だが問題なく隙間を下れる
尾根先でロープがいりそうな傾斜になるが右手から巧く回り込める
ほぼ尾根先から左手に降り広い谷を越え、境界線の有る尾根をトラバースで尾根先に向かい、尾根先の垰に回り込んだ
メチャ簡単だった あまりのあっけなさに拍子抜けがした

下り地点はハッキリと地図通り小さなコブが有る
今思うと西向き尾根に書いた波線尾根に入るにはもう少し北に踏み後が有ったようだ
            ↓
                                南南西尾根、雑木と石楠花だが人の隙間がバッチリとある
                 

         
注  私達は岩を下れる程度のロープやハーネス、ATC カラビナ等は持っている
   それなりの準備で下っている
コルからの登り返しは一汗流すが広尾根は綺麗でルンルン
 

直ぐに赤倉の頭が見返せる
アレなら下れると、境界線のある尾根を振り返った
ほぼ南に尾根を歩く、小さなアップダウンを繰り返した


次の770mの測量点に向かう曲がり角の750mのピークは何もないようだが境界は急傾斜で木を持ってコースを見ながら下る
急傾斜だった
地図は100%地形を表せない、下り注意の地点だった
770mピーク11時06分、743mピーク11時45分と快調に歩く
小さな岩稜もあったが無いに等しい簡単さだ
 

途中の見晴らしのカシバード

今回の最難所は、P743m先の830mピークへの登りだ
這い登るとはこのことだろう。1/25000の地図で0.5mm間隔の等高線、39度の角度は半端じゃない
一日分の汗をこの登りで流してしまった
登りきり昼食だ、徐にビールを出す相棒は良く気が付く、久々に呑んだ山ビール、美味しいねー
ユックリと50分程度食事を楽しんだ もう余裕だ

 

  

879mピーク13時37分と順調に歩く、赤倉辻と呼ばれる1067mピーク下はもう大塔山登山道でも有名な足郷山ルート上だ
14時22分 一休みだ
 
大塔山に登るのも良いが、天気が怪しい
大塔山は踏まずに弘法杉登山口に下った
少しは浮き根もあるがコースはバッチリで大塔山は人気の山、コノ尾根利用者も多いのだろう
分岐から1時間20分で弘法杉登山口に下った
コンパスも合わす必要がない下りコースだった
途中の20mピークは地図で見るより岩稜で右手東を巻いていた

分岐のピーク
  
登山口には新宮山彦ぐるーぷの道標があり弘法杉の説明看板があった
林道を歩く事1.6km今日のコースは体力勝負のコースで読図はそう難しくはない
各ピークで確実にコンパスを取れば簡単だった
だが読図に自信のない人は行くべきではない尾根縦走と感じた

  


デポ車は我がフィット、とても通れる道じゃないとハラハラドキドキ
ゴロゴロ ガリ、少し大きな石を取りながらユックリ走って、登山口まで1時間10分、ここで流した汗は登山より多かったかも笑い
ホイホイ坂林道を川湯に向かい、温泉隧道を抜け、渡瀬隧道からR311に出て田辺経由高速で帰路についた
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図
   画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ
   (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
   (承認番号 平21業使、第652号)」